バイオハザード0がWiiへ移植

混沌としている据置ゲーム機戦線の中で、比較的うまく立ち回って利益を上げているのがカプコン。Wiiでもバイオハザードシリーズとしてバイオハザード4Wiiでリモコン＋ヌンチャクを実にうまく使い、さらにアンブレラクロニクルでは完全なガンシューティングながらも独自ストーリーなどを搭載することで、なかなか好調な売り上げを上げています。

バイオハザード4 Wiiエディション

バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ - Wii

それ以外のバイオハザードシリーズも、GCでは一通り出ていたこともあり、2・3・コードベロニカについては最近再販していたりします。

GC版「バイオハザード2、3、コードベロニカ」の再販が決定、他｜忍之閻魔帳

一方、GC用に別物のように作り直されたバイオハザード1、そしてGC独占のバイオハザード0は再販などはされていません。もっとも、バイオハザード0はかなりの供給過剰だったようで、一時期は新品で1000円以下で見かけることも少なくありませんでしたね。

そんなバイオハザード0ですが、すでに報じられているようにWiiへと移植されることが決まったようです。

カプコン、Wii「バイオハザード0」。GC版の完全移植作が今夏登場

GC版の移植〜リモコンとの相性は？

ファミ通のサイトでは、Wii版の画像も公開されていますね。

『バイオハザード0』Wii版の画像を公開 / ファミ通.com

正直、グラフィックを見る限りはGC版との違いはさっぱりわかりませんね。画面も4:3ですし。元々GC版の時点で相当グラフィックは綺麗で、バイオ4Wiiもグラフィック面ではほとんど同じだったことから、このバイオ0Wiiも操作法だけいじるといった形になるのでしょうか。

ただ、元々TPS的な色合いの強かったバイオ4はWiiリモコンでのシューティングは非常に相性が良かったですけど、バイオ0は固定カメラのラジコン操作が基本なわけで、果たしてリモコンでの操作の相性がいいかどうか。ゲームキューブ版で未だに市場にだぶついているものを、Wiiに載せ替えることでフルプライスで売ってしまおう、という意図だけならば、ちょっといただけないかな、とは思いますね。

とはいえ、バイオUCなどをプレイして過去の作品に今日を持った人もいるでしょうし、そうした人向けにはWiiだけでGC用のコントローラやメモリを買わずにプレイできるところはメリットではあるかもしれません。できれば、バイオ4Wiiの時のように、操作系が変わることによる質的変化が起こるような、そういった作り込みがされているといいですね。