PS2「ICO」の生産終了 〜 気になる「GPL違反」への対応

PS2の名作ソフトとして名高い「ICO」。

ICO(イコ)

ICO(イコ)

ゲーム好きの宮部みゆきさんが小説化されたことでも有名ですよね。

ICO  -霧の城-

ICO -霧の城-

発売されたのは2001年末ですでに6年以上前になるわけですが、未だにBest版は発売されていました。

ICO PlayStation 2 the Best

ICO PlayStation 2 the Best

そのICOが、ファミコンプラザさんのブログによると、この度生産終了が決定したそうです。

ファミコンプラザゲーム最新情報:PS2[ICO]の生産終了が決まりました - livedoor Blog(ブログ)

こうした古いソフトの場合でも、ちゃんと生産終了の知らせはショップ側に行くんですね。たしかに、受注できるかどうかは、生産しているかどうかで変わってきますからね。

どうなった?「GPL違反問題」

ただ、「ICO」というタイトルで気になるのは、最近話題になった以下の問題。

プレイステーション2ゲーム『ICO』にGPL違反発覚 - Engadget日本語版 (エンガジェット)
スラッシュドット・ジャパン | PS2ゲームソフト「ICO」のGPL違反が発覚

ICOリバースエンジニアリングした人が、内部にGPLライセンスに基づくコードが使用されていることを見つけた、というニュースです。リバースエンジニアリング自体はSCE側が禁止している行為ですが、それとICOGPLコードを使用しているかどうかまた別の問題。使用しているならば通常はソースコード公開を行う必要があります。

最近の企業でこの部分を放置したままやり過ごす、という例は少なかったと思うのですが、今回の生産中止案内を見るとちょっと心配になりますね。まさか、開発環境などでLinuxをバリバリ使っているSCEGPL問題を放置したままにしておくことは無いと思うんですけどね。

MSKKの「竹島問題」への対応よろしく、SCEもスルーを決め込むのか、それとも何らかのアクションをおこすのか。SCEの対応が気になるところです。