「デビルメイクライ4」同梱版PS3発売決定

年末商戦の主な弾をGT5Pで使い果たした感のあるPS3。その他にはマルチタイトルとしてすでに発売済みのウイイレ2008と真三國無双5がありますが、この後のソフトとしては急遽マルチになってしまったコールオブデューティ4が年末に控え、さらに「デビルメイクライ4」も1月末に発売することになっています。

デビル メイ クライ 4 - PS3

デビル メイ クライ 4 - PS3

このタイトルもCoD4と同じく、後からXbox360とのマルチになってしまったタイトルではありますが、ソフト不足なPS3において、ソフトの出来と関係無しに有名続編は無条件に一定の売れ行きが見せる傾向もあるので、大きな売上が期待されるタイトルですね。

SCEもそうした状況を分かっているか、前回の真三國無双5の時と同様、今回も専用の同梱版を用意して積極的な展開を見せているようです。

SCE、新PS3に「デビル メイ クライ 4」とBDビデオの同梱版

本体はPS2互換性のない廉価版の40GB。ソフトと特別BDがついて値段が約570円お得と、わずかにお買い得ではあるようですね。面白いのが同梱BD。ゲーム映像のダイジェスト版のようですが、「エンディングを含む」となっていること。要するに、ゲームをプレイしなくてもこのBD見ただけでDMC4を把握できる、という感じでしょうか。PS3のゲーマーをなめているのか、それとも逆に映像楽しみたいだけの人に対して空気を読んだ戦略なのか、どっちなんでしょうね。

Xbox360版での販促は?

さて、問題はDMC4がマルチ同発のはずのXbox360

デビル メイ クライ 4 - Xbox360

デビル メイ クライ 4 - Xbox360

今のところ、特に同梱なりCM展開なりは見せていません。せっかくカプコンPS3独占だったタイトルをXbox360にマルチ展開してくれたのに、この販促状況でどうするんでしょうか?同梱版を出すことが最適買いということではないと思いますが、このままでは、ウイイレ2008、真三國無双5の時のように、PS3の1/10〜1/5しか売れないという悲惨な結果になるのが目に見えているようにも思うのですが。

ここしかないという売り時であったバリューパック発売時に品切れをおこしてしまったり、先日自分が2周年パーティで聞いたXboxLiveにおける竹島問題についての見直し結果のアナウンスも相変わらずありませんし、実際にユーザーになってみて改めてMSKKのグダグダさが分かった感じですね。

Xbox360も世界最大の市場である北米ではPS3に大差で圧勝しながら、欧州では現在PS3に勢いでは押されている状態で、MS本体は欧州でのてこ入れに注力している模様。だからといって、ただでさえ惨敗傾向の日本で、販売元がこのやる気の無さでは、いくらユーザーはある程度分かっていて買っていると言っても、少し悲しくなりますね。(国内サードのソフトが集まってきているので、その辺で実は影の努力をしているのかもしれませんが。)


スマブラX旋風に打ち勝てるか?

さて、そんなDMC4ですが、発売日の1/31の一週間前には、年末商戦絶好調のWiiにおける待望の大型タイトル「スマッシュブラザーズX」が発売されています。

大乱闘スマッシュブラザーズX - Wii

大乱闘スマッシュブラザーズX - Wii

WiiではGCの延長のようなゲームはそこまで爆発的なヒットにはなっていませんが、スマブラXは前世代のGCが本体台数100万台行っていない段階で発売されたにもかかわらず、瞬く間にミリオンを記録したタイトルですからね。Wiiの傾向からして普及台数の比がそのまま反映されるとは思いませんが、マリギャラを超える勢いにはなりそうな感じです。

スマブラX発売の一週間後の発売になるDMC4。果たして、その影響に打ち勝ちどの程度ゲーマーに対して売上を伸ばせるか、興味深いですね。PS3Xbox360の販売比率がどの程度になるのかも、要注目です。