海外で極度な品薄続くWii 〜 北米で本体交換チケット販売も

一時期の停滞を抜け、年末年始モードでブーストのかかっている国内Wii。先週は久しぶりに週販10万台を越え、トータルでも400万台を越えるなど、景気のいい話が聞こえてきています。

そんな日本以上に盛り上がっているのが海外。これまでも日本以上に好調でしたが、ホリデーシーズンにさらなるブーストを見せて極度の品薄になっていました。

好調続く海外のWii販売 〜 品薄も深刻化 - わぱのつれづれ日記

イギリスではWiiのCM自粛

こうした状況に、とうとうイギリスではCM報道自粛の事態にまで発展してしまっています。

英国で『Wii』の宣伝中止:売れ過ぎで製造追いつかず | WIRED VISION

日本でも、旧DSの品切れが続く中DS Liteを発売、こちらも極度の品切れが続いたためCMを自粛したという事態がありました。これを彷彿させる状態ですね。

ニンテンドーDSライト:発売前から本体CMを自粛(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)

PS3にインスパイア?北米で本体交換可能チケットを販売

さらに、北米ではまた新たな展開を見せるようです。それは「Wii本体交換を可能なチケットを販売」するというものです。

任天堂、「1月にWiiの購入を保証する」チケットをGameSpotで販売へ―品不足を受けて会見 - iNSIDE
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こちらのニュースによれば、GameStopという系列の店でWii本体全額を前払いすることで、1月中に本体交換可能なチケットを入手できるというもの。商戦時期に、有料で交換チケットだけ売るという発想は、PS3が発売直後の品薄時にインタビューで答えてたものと同様の発想ですね。

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実際にはPS3はこれを行わなかったのですが、まさか任天堂の方がリアルにこの戦法をとってくるとは思いませんでしたね。上記のPS3の記事の時にも書きましたが、個人的にこの有料本体交換チケットはあまり消費者にメリットがないように感じます。要するに完全前金制の予約と変わらないわけですからね。日本でなら、ビックカメラなどでも前金無しの予約は当たり前のようにできます。北米では、そもそも予約してまで購入という概念がないのかもしれませんが、完全前金のみの予約というのも、キャンセルなどがしづらく消費者にとってもデメリットがあるように思います。

度を過ぎた販売方法にならないことを期待

今回の米任天堂による有料でのチケット販売は、一応転売対策には効果的なのかもしれませんし、1月中に確実に購入できる権利だけでも先に確保しておきたい消費者のニーズは満たせるかもしれません。そうした意味では妥当な対策とも言えます。

ただ、やはり実際の商品もないのにお金を取ってチケットを販売することは、個人的にはあまり感心できません。ある意味、空手形みたいな感じですしね。ショップ側が勝手にやるならまだわかりますが、今回のようにNOAのレジーが自らこうした展開を公表し、大手ショップのやり方を公認するような形にしてしまうと、今後への悪影響が出ないか心配になります。

最近でもソフト機能が一部が未完成な状態で発売、アップデートで随時追加ということもしばしば起きていますが、こうした「とにかく発売してまずは消費者からお金をもらってしまう」というやり方が蔓延してしまうのは、業界としてあまり健全なようには感じません。Wiiの件も、今回に限ってはあまり大きな問題が起こらなくとも、今後これを真似た、より詐欺くさい売り方をしてくる会社が現れるかもしれませんし。実際に、こうした約束が果たせなければ、ものすごく詐欺くさい状態になるわけですし、全部の会社がかならず約束を果たせるとも限りませんので。(北米だと、そういった事態になったらリアルに訴えられそうですが。)

さらにこれでNOAが、チケット販売分も年末商戦の本体販売台数に計上したとしたら、PS2が生産が間に合っていないのにPS.comでの販売分を計上してして「100万台達成!」と高らかに宣伝したのとレベルが変わらなくなってしまいます。WiiPS2は、発売以来同様の売上傾向を示してはいますが、そうした売り方や宣伝の仕方の悪いところまでが似ないよう、任天堂には注意して頂きたいところですね。

人気があるのは大変結構な事ですが、そうしたときこそ調子に乗らず、度を過ぎない販売方法をとって欲しいですね。