『Xbox360 2nd Anniversary Party』レポート 〜 「竹島」問題Q&Aも

昨日のXboxLIVEにおける「竹島」騒動についてというエントリの最後で触れた、『Xbox360 2nd Anniversary Party』。入場無料で事前登録も無しと言うことなので、にわかXbox360ユーザーではあるのですがぶらっと行ってきました。

Xbox 360発売2周年を記念して“Xbox 360 2nd Anniversary Party”などが開催 / ファミ通.com

以下、簡単にイベントのレポートと、その中でスタッフの方にXbox360の「竹島」問題について質問してきた内容も紹介したいと思います。

Halo 3 Japan Championship決勝大会』

パーティの前に開催されていたのが、HALO3の対戦大会。15時半からが決勝で、自分が16時前ぐらいに行ったときには個人戦がちょうど始まるところ、という感じでした。会場には約200座席ほど用意されていましたがすでにいっぱい。立ち見も50人ぐらいはいた感じですね。

対戦の様子は、ステージに8人が上がってプレイ、その画面がステージ上の大型スクリーンで8画面同時に見られるようになっていました。自分はHALO3は詳しくないので、8人同時のプレイを見ていても何がなにやらよく分からないところも多かったですね。ただ、3ステージで勝負していたのですが、2ステージ目のところでは比較的中・長距離の戦いも発生し、一人のプレイヤーが長距離はスナイパーモード、接近戦はブレードを使ってほとんど死ぬことなくプレイしていたのは印象的でした。解説でインパルスの2人が盛んに一人のプレーヤーの名前「サブリナ」というのをネタにしていて、なかなか楽しかったです。

その後は、団体戦。4人ずつのチームで、互いに攻撃・守備を2回ずつ。攻撃側が守備側からフラッグを奪い持ち帰れば勝利という感じですね。まず最初の試合はあっさり攻撃側がフラッグを奪取。次の回では攻撃側は旗に近づけずいきなりリーチ状態。しかし、ここで次は守備側が必死で旗を守りきり一矢報いた形ですが、最後の回に旗を奪うことができず、1-0で勝負は付いた形です。

商品としては主にHALO3フェイスプレートやヘルメット型ケース、フィギュアなど。まあ、実際のプレーヤーの人としてはこうした商品よりも大会で勝ち取った栄誉の方が重要なんでしょうけどね。

Xbox360 2nd Anniversary Party』

続いて行われたのが『Xbox360 2nd Anniversary Party』。会場の椅子を片づけて会場設営をした訳ですが、このときのアナウンスが結構微妙。全員一度ホールから出るようにも言わないし、その後再入場の具体的な指示も無し。この最初のグダグダ感はその後も継続しました。

実際イベントが始まってからも、これといった内容のある物はなし。まずMSの人から簡単な挨拶があった後、海外出張中ということで泉水氏がビデオで登場。こちらも特に内容のある話はなく、単なる挨拶程度。その後は今回のゲストをずらっとステージに並べて、各々にお祝いの言葉を述べてもらうことに。これもまた微妙で、芸人は基本的にリアリティの無いネタにXbox360を絡ませるだけですし、女性陣も挨拶程度。以上である意味イベントは終了で、後は延々と大抽選会となりました。ここまでわずか30分程度ですかね。

最初は一応ゲストごとにサイン付きフェイスプレートなどをプレゼントしていたわけですが、ここでの抽選用スロットもゲストのかけ声とあまり一致しておらず、リハーサルとか一切しなかったんだろうな、というのが丸わかりの展開。さらに、立食形式パーティだったのですが、実際のドリンクや食べ物はホールを出たところに設置。先にホールに入っていた自分などはその存在に気が付かず、ゲストの抽選が終わった段階でアナウンスが入り、やっと分かりました。しかも、そのアナウンスを聞いてホール内の人がぞろぞろと外に出て行ってしまうという当たり前の展開なのに、抽選会は続行。ホールの外では当然抽選番号などは見づらく、番号を読み上げても名乗りで無い人が多数発生。会場設営状態から進行までとにかくグダグダなイベントでしたね。

ただ、グダグダではありましたが、参加者が比較的出来た人が多く、これだけグダグダな進行でもそこまで大きな混乱はありませんでした。皆まったりグダグダ感について行っている感じでしたね。商品自体も、Xbox360Halo3エディションやエリートの他、ウイイレ2008などもソフト+おまけつきなどでプレゼント。商品の数もかなりあり、なかなか豪華な抽選会でしたね。自分は一切あたりませんでしたけどw。あと、テクモの商品が女性キャラがどーんと描かれたクッションやフィギュアばかりだったのが苦笑を誘っていましたね。フィギュアを当てたのが女の子だったのがちょっと神懸かってましたがw。

以上のように、ちょっとした挨拶30分、抽選会1時間というような内容。あとは会場の横に20台ぐらいの様々な体験台があったので、それを自由にプレイできるような感じでしたね。自分も「スタントマンイグニッション」なんかを繰り返し遊んでいました。

参加賞としては、HALO3のメタルワッペン×2にロゴステッカー。また入り口で数量限定でロストプラネットのサントラCDが無料配布されていました。

XboxLIVE竹島」問題についてスタッフに質問

今回のパーティの前に発覚し、いろいろと騒がれている竹島問題。上記で述べたよう、パーティ内では特にこれに触れた内容は無かったのですが、会場内にスタッフがいて「自由にいろいろ聞いてください」と司会の人も言っていたので、せっかくなので聞いてみました。以下、その質疑応答をざっと紹介したいと思います。
(注意:以下のやりとりは自分が一スタッフに対して行った質疑応答を記憶に基づき書き起こしたものであり、マイクロソフトの公式発言というわけでありません。公式なものはまた後日出るということですので、そのあたりをふまえた上でご覧ください。あと、実際にはお互いもう少し婉曲な表現を使っています。)

Q なぜ「竹島」はNGで「独島」はOKとなったのか?
A そもそもこうした問題になりそうな言葉はフィルタリングするという方針でした。ただ、「竹島」の韓国での読み方(独島)を見落としていた形です。
Q 韓国人スタッフがわざとやったとか、組織として意図的にやったとか、そういうことはないのか?
A そういうことはありません。いろいろな禁止ワードを設定する上で、抜けが生じてしまった形です。
Q 今は「竹島」は入力可能になっているが、他の禁止ワードは残っている。これについては?
A とりあえず「竹島」の入力だけ解除した形です。現在、全体的に見直しをかけているところです。
Q ワードフィルタリング機能というのは、米マイクロソフトの方針か?
A その通りです。これはXboxLIVEだけでなく、MSNなどでも行っている方策です。
Q 日本の禁止ワードを選定したのは日本法人なのか?
A そうです。(日本の)マイクロソフトにこうしたものを取り扱う専門の部門があるので。各国の法人ごとに禁止ワードを設定する形ですが、結果的に今回こうしたズレが発生してしまった形で、申し訳なく思います。
Q 禁止ワードのポリシーなどは明確にするのか?禁止ワード一覧の公表もするつもりか?
A そのあたりについては、これから詳細を議論していきたいと思っています。
Q ネットなどで強いバッシングが起きており、Xbox360ユーザーも巻き込まれて不快に感じている人もいる。これについては?
A お客様にご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。対策が終わり次第また公表させて頂きたいと思います。

以上、質疑応答の概要です。答えて頂いたスタッフの方は結構年配の方で、それなりの地位にある方に見えました。話を聞く限りでは、何か政治的な意図があって『竹島NG、独島OK』という判断になったのではなく、ミスによって発生してしまった、という事のようですね。ただ、竹島をNGにした段階で独島をNGにするという発想が出来なかった時点で、この問題に対する認識不足があったのは確かなようにも感じます。やじうまWatchの記事なんかを見ると、他にもまだ禁止ワード設定ミスがありそうですね。

Xbox LIVEで地名に「竹島」が登録できない件でマイクロソフトがお詫び - やじうまWatch

まとめ

以上、今日開催された『Xbox360 2nd Anniversary Party』のレポートでした。進行とかはグダグダ感は目立ちましたが、参加者は20〜30ぐらいの人が多い印象で(HALO3大会の平均年齢は20.5歳との発表あり)、落ち着いたイベントになったと思います。

竹島問題についても、スタッフの方と会話した感じでは、平謝り状態で誠意を持って答えて頂いたため、個人的には印象は悪くありませんでした。ただ、あくまでそれは直接スタッフと会話した自分個人の話。世間のバッシングを納めるには、それ相応の発表、謝罪などが必要となってくるでしょう。果たして、どうやって世間に許してもらうことができるか、MSKKの今後の努力次第というところでしょうか。少なくとも、今回の問題と無関係なXbox360ユーザーに迷惑がかからないよう、MSには頑張ってたいただきたいですね。