星野ジャパン、三連勝で北京五輪出場権獲得!

オッケーーーーイ!!

思わず解説の古田敦也なみwに叫びたくなるほど、嬉しい勝利!野球日本代表・星野ジャパンが今日の台湾戦で勝利し、見事北京オリンピックへの切符を手にしました。

日本、大勝で北京切符=7回に一挙6点の猛攻−野球五輪予選 - 時事ドットコム:日本、大勝で北京切符=7回に一挙6点の猛攻−野球五輪予選

死闘を演じた韓国戦

このアジア最終予選WBC以来久しぶりにピリピリとした緊張感に包まれた大会でした。特にしびれたのが昨日の韓国戦。負けたら韓国に北京行き切符が決定しまうという状況の中、緊迫した投手戦で、何度も何度もピンチを迎えました。そのたびに、ギリギリのところで川上が、岩瀬がずばっと三振をとり、豪快なガッツポーズ。おお振りモモカンよろしく震えが来るシーンでしたね。その他でも、一つ一つのプレイが本当に本当に真剣なプレイ。初戦のフィリピン戦は牽制死が合ったりしていまいち緩慢なプレイも見られたのですが、そうした緩みが一切消え、近年まれに見るほどの死闘だったように思います。

そして本日の台湾戦。事前に韓国がフィリピンに14-1で大勝しており、日本は台湾に勝利すれば文句なしで出場権獲得なものの、負けた場合は失点率での勝負となり、2失点以上は許されない状態。そうした状態で始まった試合な訳ですが、こちらも昨日の試合に負けないほど、緊迫した展開となりました。

日本中が凍った6回裏、歓喜した7回表

星野ジャパン3連勝!北京五輪出場決定=詳細 - スポーツナビ

まず初回、新井が死球をファールと誤審された後怒りのタイムリーで先制しましたがその後は膠着状態に。そして空気が凍り付いたのは6回。すんなり2死まで行きながら3番にヒット。そして迎えた4番に、ダルビッシュが痛恨の逆転2ランを浴びてしまいます。昨日の韓国に勝利したとはいえ、今日はホームの台湾。まさかもあるかもしれないと思っていましたが、本当にこの一発は青ざめてしまいましたね。

しかし、その次の7回表の日本の攻撃が素晴らしかった。先頭の村田が死球で出塁。1点負けている状態なだけに遅らせるかと思いましたが、1・2戦勝負所でいい仕事をしている稲葉にはヒッティング。きっちりと引っ張ってヒットを打ち、無死1・2塁に。ここで村田に代走でキャプテン宮本。この後里崎がセオリー通りバントしたわけですが、これがなんとも微妙な投手前のバント。しかし、結果的には代走が功を奏し、3塁はセーフ。宮本の三塁手めがけたえげつないスライディングに、キャプテンのなりふり構わない勝利への執念を見た感じですね。

そして迎えた大村(サブロー)。ここで星野監督が動きます。無死満塁という状態で、ピッチャーもいまいち制球が定まらない中、迎えたカウント・ワンツー。なんと、取った作戦はスクイズ。これには本当びっくりしましたね。満塁ですからホームでのフォースプレーもあり、1点負けている場面でもあってなかなか取りづらい作戦のはず。しかし、この場面でサインを出した星野監督、そしてしっかりと決めたサブローに敬意を表したいですね。

このスクイズがターニングポイントとなり、あとはイケイケ。一気に4連打で5得点、一気に試合の大勢を決めてしまいました。9回には新井のだめ押し2ランも飛び出し、最後は藤川・上原の豪華リレーで締め。見事勝利をつかみました。勝利後インタビューで星野監督が涙ぐんでいたのが印象的でしたね。長嶋、中畑、そして王監督と、とにかく猛烈なプレッシャーなの中戦っていた訳で、比較的プレッシャーに強そうな星野監督でもそれは例外では無かったようです。

次は北京五輪本戦での勝負

今回の北京五輪出場権獲得は嬉しいですけど、まだ本大会が待っています。厳しい状況は続くでしょうが、北京五輪を最後に一旦野球は公式競技からはずされてしまいます。最初のWBCを制した日本、最後の五輪も是非とも制して欲しいところです。一ファンとして応援していきます。