『エースコンバット6』初日販売数3.5万本、Xbox360バリューパックも好調な出足

11/1に値下げされて発売されたXbox360バリューパック。同日に新作ACE COMBAT6と大量のプラチナコレクションを投入し、これまでにない攻勢をかけている感じです。

そんなXbox360の初日販売状況が忍之閻魔帳さんのところで報告されています。

「マリオ」とは違う熱さで盛り上がる360陣営も大健闘。
キラータイトルとして注目を集めていた
エースコンバット6」は初日で約3.5万本を販売、
Halo3」の初日約4.5万本には及ばなかったものの
消化率も6割を超える好調ぶりで、初回版は初日で完売というショップも多い。
同時発売になったプラチナコレクションでは
地球防衛軍3」の2000本強を筆頭に、「ギアーズ・オブ・ウォー」、
「ギアーズ/デッド Wパック」「アイドルマスター」などが1500本前後となっている。
バリューパック本体も非常に好調で、来週の販売台数には期待が持てそうだ。
Wii「スーパーマリオギャラクシー」初日で13万本の好スタート、他|忍之閻魔帳

上記の通り、ACE COMBAT6は初日で3.5万本。消化率が6割を超えているということは、初回出荷約6万本程度ということでしょうか。この分だと、初週5万行くかどうかという感じですかね?ゲームデータの部屋DSとPSPによると、最近出たPSP版派生タイトル『エースコンバットX』が初週5万程度で11万本行っていますから、最終的にはそのあたりに落ち着くのかもしれませんね。

エースコンバット6 解放への戦火 - Xbox360

エースコンバット6 解放への戦火 - Xbox360

ただ今日、秋葉原にPCパーツ買いに行った際にヨドバシアキバに5時頃寄ったのですが、Xbox360バリューパックは在庫あったものの、エースコンバット6は品切れとなっていました。

上記写真のディスプレイ前には人だかりが出来ており、Xbox360販売スペースにも5.1chサラウンドスピーカ付きAC6体験台が2台も設置。外国人の人なども熱心にプレイしてこちらも人が集まっていました。それだけ注目が高いと言うことでしょうが、品切れというのは機会損失となりもったいないことですね。ソフマップの方でもXbox360本体は品切れなっていましたし、思わぬ需要の上昇に、ショップ側、メーカー側がついて行けてないのかもしれません。

ユーザーとゲームショップとで温度差あり?

今週のファミ通アンケートの冒頭企画で、今年の年末商戦の注目というようなアンケートがありましたが、Xbox360が2位になっていました。ただ、ネット投票とショップアンケートの結果の合計と言うことであり、次のページでは補足解説が加えられ、その傾向の違いを詳しく触れていました。それによると、Xbox360はユーザー指示が高かったのに対して、ショップはかなり及び腰な感じでした。年末の盛り上がりについても、ユーザーは「盛り上がる」としているのにショップ側は「盛り上がらない」とするなど、かなり隔たりがある様子なんですよね。

ショップ側としては、過去にXbox360在庫を抱えて投げ売りした経験などもあるだけに、すでにXbox360に見切りをつけてしまったところもあるのかもしれませんね。実際、近所のゲームショップではXbox360の存在感は本当に薄いですからね。店内、Wii&DS一色、残りにPS2PSP、最後にPS3Xbox360が細々という感じ。実際に生活がかかっているだけに、やはり単純に目先の売上が計算できるものに注力している感じです。

ユーザーの関心というのは、ネットなどでは特に顕著ですが「熱しやすく冷めやすい」というものがあります。ある時急激に関心が上がったかと思えば、ちょっとしたら急速にしぼむこともあります。Xbox360なんかも、バリューパック&値下げ発表で一時的にネットでの関心が上がっている印象がまだ強いですし、その盛り上がり方も急激だったため、ショップとしては懐疑的な見方をするのも、まあ当然と言えば当然ですけど。

DSの時でも、脳トレなどで急激に売れるようになっても、ゲームショップなどは結構売り場拡大は遅れ気味でしたからね。それまでのPS2で抱えていた固定客向け展開をしばらく引きずっていましたので。最近では、ゲームショップでも近所の主婦層などを狙ってDS&Wiiソフトを展開し、実際女性の客をショップで見かけるようになっているので、この辺で任天堂の客層拡大は偉大だったと感じますね。

Xbox360も、今日行ったヨドバシアキバなどでは、1レーン確保してPS3と同じぐらいの売り場となっていましたが、大型量販店以外ではなかなか売り場のない状態。MSは、ショップレベルへの営業ももっと力を入れた方がいいんじゃないでしょうかね?

果たして注目の初週販売は?!

上記のようなXbox360の拡販のためにも、まずは「Xbox360で、これだけもうかる!」という、結果を残すことが重要でしょう。そのためには、今回の11/1のXbox360の攻勢は非常にシビアな目で評価されるように思います。出荷量などはショップ側の受注などに応じて決まるので、重要なのはまずは消化率でしょうか。これだけの話題性、ラインナップをそろえても消化率が低いようであれば、ゲームショップによっては完全に見切りをつけてしまうでしょうし。

注目の週販はネットでは水曜頃に出てくることが多いです。果たして、Xbox360バリューパックはどの程度売上を伸ばせているか、一瞬でもPS3週販を抜けるのか。そもそも受注量が少なく、MSの出荷が2万台以下とかだったらその時点で無理っぽいですけどね。エースコンバット6も、品切れ気味ですがどこまでのばせるか。ついでに、すでにニコニコ市場で400本ぐらい売れているアイマスプラチナがどの程度売れるかも興味深いところです。(アマゾンは集計に入らないっぽいですけど。)

ニコニコ市場(β) - アイドルマスター Xbox 360 プラチナコレクション

アイドルマスター Xbox 360 プラチナコレクション

アイドルマスター Xbox 360 プラチナコレクション

来週は新型PS3が出るだけに、今週のWii本体&マリギャラXbox360バリューパック&AC6、新型PS3&ラチェットあたりが大きく対比されることになるでしょう。年末商戦を占う上で、これらの11月決戦に注目ですね。