バーチャルコンソールでPCエンジン「イースI・II」配信開始

以前「WiiのVCにPCエンジンCD-ROM^2「イースI&II」、「超兄貴」登場!」というエントリーで紹介したイースI・IIが、今日から配信開始されました。

ハドソンの公式ページは以下の通り。

イースⅠ・Ⅱ > バーチャルコンソール | Virtual Console

Wiiに積極的なハドソンだけに、任天堂のデザインにあわせた、丁寧なページですね。自分も早速ダウンロードしてプレイしてみたので、簡単に感想を述べてみたいと思います。

ダウンロード容量は266ブロック

まずはショッピングチャンネルからのダウンロード。

元がCD-ROMということで、容量がどの程度になるかと心配でしたが、その使用ブロックは266ブロック。ファミコンの「グラディウスII」が20、メガドライブの「ガンスターヒーローズ」が29なので、約10倍とさすがにでかいですね。大体インターネットチャンネルと同じぐらいです。とはいえ、すぐにWiiがあふれてしまうほどのものではないかな、という感じです。

リモコンでも可能な操作〜連射は余計

操作ですが、PCエンジンということでリモコン横持ちでプレイ。ただ、リモコンだと若干十字キーが小さいので、キャラの移動で指が痛くなりました。また、上記のハドソンのページには書いてないのですが、AボタンがIボタンの連射、BボタンがIIボタンの連射に割り当てられているのですが、このBボタンがくせ者。横持ちしていると、ついBボタンを押してしまうことがあるんですよね。宝箱とか開けたときに瞬時にメッセージが消えてびっくりしてしまいました。そもそもイースにボタン連射なんて基本的にいらないでしょうに、なんで連射ボタンなんて仕込んだんでしょうね?

ちなみに、クラコンはさすがに十字キーも大きく、こちらの方がプレイは快適ですね。また、先日紹介した「マジカルウィー」を介したPS2コントローラでのプレイも普通にプレイできました。ただ、セレクトボタンがLRボタン(つまりGCコンならZボタン)になるのがかなり違和感はありましたけど。

クリアで絶品なサウンド

次に一番の注目であった音声。元々のがCD-DAの生音声だったので、バーチャルコンソールでの配信で圧縮するにあたり劣化しないか心配でしたが、TVで聞く限りではほとんどノイズなどは気にならず、綺麗に聞こえますね。画面はPCエンジンですのでそれなりの画像ですが、音楽だけは飛び抜けてよく聞こえます。元々古代祐三サウンドが素晴らしく、米光氏のアレンジも原作のイメージを極力壊さずになされているのがいいですね。
ただ、全編がCD音源ということでも無いようで、最初の街なんかはPCエンジンの音源のようです。また内蔵音源からCD音源に切り替わるときは、若干処理時間がかかっている印象もうけますね。また、片方がフェードアウトしている間に次の曲がなり出すような、若干の曲の重なりも起こっている感じです。これが演出なのかどうなのか、自分ではよく分かりませんが。

PC版に近いグラフィック〜若干変なところも

グラフィックはさすがにそれなりなグラフィック。ただ、造形は基本的にPC版に近く、色数も多いのでそこまで見苦しい画面にはなっていない印象。ただ、なぜか画面の下の方に枠の一部が表示されています。キャプチャボード経由だと露骨に出ますし、TVでの表示でもちらっと下側に見えてしまっています。あと、アスペクト比もなんか変な印象が。自分はワイドTVでプレイしており、通常4:3のゲームの場合は画面モードを4:3のノーマル表示しないといけないのですが、このイースだと、4:3表示だと逆に若干縦長に見える感じで、 16:9の表示でも自然に見えます。これは、当時からの仕様なんですかね?以下に、4:3と16:9に解像度変換した画像を載せておきます。

16:9 4:3

イースに触れたことが無い人にもおすすめ

以上、ざっと紹介してきましたが、自分は1時間ほどプレイして神殿をうろうろしているところ。元々「優しいゲーム」というものだっただけに、難易度は低めですね。曲もクリアですので、これまでイースに触れたことが無い人でも楽しめると思います。
自分は、PC版のイースエターナルはクリア済みでしたが、PC版は実際にはまともにプレイしたことがないので、PC版にちかいこのPCエンジン版はまた違ったプレイ感があって面白いですね。半キャラずらしも、慣れるまでは少し手こずりそう。まだフィーナを助けたぐらいでPCエンジンならではの演出はあまり見ていないので、この後のプレイが楽しみです。