北米Xbox360 HDMI付もシュリンク版はまだ

世界的には1000万台を達成しながらも、日本では壊滅的な状況が続くXbox360。高い故障率やソフトラインナップの偏り、そもそもHDゲームの土壌がそれほどできていないなど、さまざまな要因は考えられますが、国内で本命視されていたPS3が不調なことや、国内サードのタイトルが続々とマルチ展開されるなど、若干の風が吹いてきている印象もあります。

個人的にも、HDテレビを持っているだけに、Wii以外にもHDゲーム機に興味をもっているところで、Xbox360も関心を持って見ているところ。ニコニコのアイマスMADなどもおもしろいですしねw。ただ、今現在では史上まれに見るほどの故障率が高いことが露呈されていますし、サポート期間が延期されていようと、とても買う気はおきません。

一方で、海外ではシュリンクチップをつんだ新型が噂されており、それに先行する形で通常モデルがHDMI化するなど、徐々にハード改良の話も出ており、その動向が日本でも一部層から注目されているところかと思います。

HDMI付通常版はエリート版と同様

そんな海外で出たHDMI搭載版ですが、これにすでにシュリンクチップが載っているかどうか、世界的に注目されていましたが、どうやらチップはまだシュリンク版ではなかったようです。

HDMIつき通常版Xbox 360、(今のところ)90nmチップのまま - Engadget 日本版

こちらのengadgetさんの記事を見ると、GPUヒートシンクや細かなコンデンサなどに変更はあるものの、基本的にはすでに発売されているElite版と同様の本体のようです。このバージョンでも一応MS的には故障対策は出来ているのかもしれませんが、この辺土の程度改善され、どの程度故障が置きにくくなったのかが見えないのが、いまいちなところですね。

待たれるシュリンク版搭載の発売

もっとも、とりあえずゲーム業界はこれから年末にかけて、これといったゲームが出てこない谷間の時期を迎えます。本当の勝負は年末と言うことになるでしょうね。そのころにシュリンク版の本体が間に合うことが、まず重要ですね。あとは、日本人が好きそうなタイトルをそろえられるかどうかですが、こっちはまだ厳しいといったところでしょうか。

Wiiがいまだゲーマーからの強い支持を受けられているとは言えない現状、今年の年末商戦では現状PS2に残っているユーザの熾烈な奪い合いが生じることでしょう。パイはライト層ほど多くはいませんが、リピート率が高いだけに、安定的に似たようなゲームを売るには、やはり軽視はできないそうですからね。

このゲーマー層の奪い合いに、日本においてXbox360は果たして少しでも食い込むことができるかどうか。まずは「Wii VS PS3」といった対決の蚊帳の外に置かれている状態を何とかすることが重要でしょうね。存在感を示す努力が必要そうです。市場規模から最近軽視されがちの日本ですが、自分は日本市場で暮らしているわけですし、なんとか日本にもしっかり目を向けて商売していただきたいものです。