PSPとPSコントローラを接続する特許をSCEAが出願

先日新型も発表され調子を上げているPSP。PS2やPSとよくにた構造になっており、発売当初からPSやPS2からの移植が多数なされましたが、最近ではPSエミュレータも公式に登場し、PS1のゲームをPSPでプレイできるようになっています。

こうした、PSからの移植で問題となるのが、「コントローラのボタンの数」。PSPの場合基本的にはPS2などと同様のボタンは位置なのですが、R2,L2ボタン、それから右アナログスティックなどが搭載されておらず、これらを駆使するPSゲームはプレイしづらいということになります。

こうした問題に対して、PSPに別途コントローラをつないでプレイできたら、という意見は前からあったわけですが、このほどSCEアメリカが特許出願をしていたことが判明しました。この情報を伝えているEngadgetの記事の画像のインパクトがすごいですね。

ソニー、PSPとSIXAXISのドッキング特許を出願 - Engadget Japanese

PSPとSIXAXISドッキングかよ！と思わずつっこみたくなる絵ですね。なんともシュールで、出オチ状態ですね。まあ、必ずしもドッキングしなくても、PSP側はスタンドにたて、USBケーブルでつないでプレイしてもいいですし、PSP側でBluetooth通信機をつけて通信させてもいいですよね。実際にはドッキングよりもこちらの方が効果的なように感じます。

ちなみに、今回の特許は以下のページから見ることができます。

United States Patent Application: 0070174531

ここで、特許の背景を説明していますね。ここでは単に据置ゲーム機との互換性の話だけでなく、携帯ゲーム機だとコントローラが一体化されていて交換できないことも問題点としてあげています。酷使して故障しても交換がききませんし、ユーザーごとに使いやすさが違ってもカスタマイズできない、という感じですね。

PSPは、今やPS2と市場を分け合うような形でPSWの一角を担っています。PS2からPS3への以降がなかなか進まない中、PSP用コントローラ＋スタンドというのが標準的にサポートされるようになれば、SD画質の主力ソフトをPS2に出す代わりにPSPに出すとかもあり得るかもしれません。もしかしたら、パワプロのようにPS2とWiiのマルチというだけでなく、PSPとWiiのマルチとかも今後出てきたりするかもしれません。一つの可能性として、是非早く正式サポートして欲しいところですね。