バイオハザードにうってつけ?!「Gun Hazard for Wii」

昨日衝動買いしたバイオハザード4Wii。今日もびびりびびりプレイした訳ですが、メチャクチャ遠いところから小屋の中の村人を射撃したりできて、Wiiリモコンポインティングとの相性の良さを感じますね。

さて、そんなWiiポインティング操作ですが、より一層雰囲気を高めるアタッチメントが登場したようです。

ミヤビックス、Wiiリモコンとヌンチャクでガンシューティングをより楽しめるアタッチメント

Wiiのガン仕様アタッチメントといえば、Wii発売前から「Zapper」という特別な専用アタッチメントが任天堂から紹介されていました。しかし、未だに発売される気配はありません。

そんな中登場したこのアタッチメント、名前からして「Gun Hazard」と露骨にバイオハザードユーザーを狙った商品ですよね。ちなみに、このネーミングは日本での販売元ミヤビックス側がつけた物で、元々の海外でのネーミングはSharp Shooterと普通の名前だったりします。この辺はEngadgetの記事が分かりやすいですね。

Joytech Sharp Shooter 光線銃Wiiリモコン&ヌンチャクホルダー - Engadget Japanese

よく考えると疑問な操作性

さてこのGun Hazard、一見ガンシューティングでのリアル感が増しそうな感覚を受けますが、よく考えると「本当に快適か?」と疑問を覚えると思います。というのも、このGun Hazardは単にリモコンとヌンチャクを組み合わせて銃型にするだけだからです。たとえばバイオハザード4であれば、射撃モード移行にBボタンを押し、実際の射撃はAボタンです。つまり、このGun Hazardの場合、銃身の先っぽを持ってボタンを押す感じになるわけで、ちょっと不自然です。長身のライフルだと思えばまだ感じは出るかも知れませんが、それでもトリガーの位置がおかしいですよね。もっとも、ゲーム側でヌンチャクのZボタンとかを射撃に設定できるゲームならいいんですけどね。
また、移動をアナログスティックで行うわけですが、これがつまり撃鉄部分をぐりぐり動かしてやる感じになるわけですよね。この辺も不自然さを感じそうです。

あと、バイオ4だとリモコンを振ってナイフとかあるので、こういった操作にも全く向いてませんね。

ポインティングのズレに対する違和感発生?

そして、もう一個気になるのはWiiポインティングの仕組み。そもそもWiiポインティングは実際にはテレビ側に設置したセンサーバーをリモコン側のカメラで撮影し、そのズレを把握してポインティング位置を決める仕組みになっています。

わぱのつれづれ日記 - センサーのないWiiの「センサーバー」

この仕組みだと、ガンコンなどと違って、リモコンの先の延長線上にポインティング位置にあるとは限らないんですよね。普段は目の位置から話したところでリモコンを持っており、画面上に映ったカーソル位置を相対的に動かして狙う感じなので、あまりそのズレに違和感を感じることはありませんが、今回のようなアタッチメントをつけて、実際の目線とリモコンとを合わせてしまうと、そのズレをダイレクトに感じてしまい、違和感につながる気がします。

公式アタッチメントZapperが出れば状況は変わるか

もっとも、出来る限りリモコンの延長線上にカーソルをあわせる方法として、すでにロンチのゼルダではより細かな調整機能がゲーム側でついています。ですので、Zapper対応のガンシューティングはどれもゼルダ同様の細かい調整機能をつけておけばポインティングの違和感もだいぶ減るとは思います。
また、先に述べた射撃用ボタン設定も、Zapperが標準で出ればそれを想定した操作系も用意されると思うので、早く任天堂から出して欲しいですね。

今回紹介したGun Hazardは単なるアタッチメントなのに価格は2,520円と高価。操作性の向上もあまり望めそうにありませんので、あくまで物好き用のアイテムということでしょうか。とりあえず、一刻も早く任天堂はZapperアタッチメントを出し、Wiiでのガンアタッチメントにおける標準的な操作法というものを提示していくべきでしょう。ガンアタッチメントの将来のためにも手早い対処をお願いしたいものです。