フランスとイギリスで温度差有り?!欧州のPS3販売状況

先日いよいよ欧州でも販売開始されたPS3。先日のエントリ「 欧州でいよいよPS3発売」でも少し触れています。

そんな欧州での販売直後の状況ですが、イギリスとフランスとでずいぶんと傾向が異なるレポートが出ているので紹介してみたいと思います。

史上最高の出だしのイギリスでのPS3販売

まずは海外ニュースに強いGameSparkさんの記事から。

Game*Spark - : やはり欧州では人気!PS3、UKローンチで新記録 by Kako

こちらの記事によれば、2日間で165,000台を販売し、据置機では史上最大の出足だったとのこと。発売日が遅れ、互換性が落ちた状態でも、PS3を欲しいと思う人は大勢いたということみたいですね。

肩すかしだったフランスの当日PS3販売

一方で、フランスについては、現地のTV局で働いている方が当日のイベントを詳しくレポートされています(ゲーマーホリックさんのエントリ経由)。

酒番長(Mme PiLOT )〜 脱力Journal 〜 PS3 フランス販売イベント 

有名スポットで大々的なイベントだったわりには、かなりお寒い状態だったようです。Xbox360が正面切って喧嘩売っていたり、人が集まっている写真なども公開されていたようですが、この記事によるとメディアの人の率が高かったみたいですね。

まあ、フランスは特にジャパニーズカルチャーなどがブームになっていたり、nintendogsが馬鹿売れしたりと、欧州の中ではある意味日本的なことを好む国な印象はあります。そうした意味では、日本発でありながら現状洋ゲーハードと化しているPS3に対する注目はイギリスほどではないということなんですかね?Wii投票チャンネルにおけるワールドアンケート同様、欧州とは言ってもいろいろな国民性の違いを感じられておもしろいですね。

PS3の好調さがどこまで続くか注目

以上、イギリスとフランスの例を紹介しましたが、なんだかんだ言って最初はPS3はよく売れることでしょう。やはりPS2の次のハードであり、グラフィックも大幅に向上するわけですし、そうしたワクワク感で購入する人は結構いるでしょうから。日本でも、発売直後は相当な品切れが続きましたしね。欧州では特に在庫を十分用意できているようなので、その分初期購入者をぐっととりこめるために日米より好調な売れ行きになるかも知れません。
ただ、問題はどこまで継続するか、です。ファミ通の浜村氏が「どんなハードでも最初の100万台は買うユーザがいる」と言っていましたが、PS3などはいかんせん値段が高すぎます。この値段では、やはりそれなりの覚悟を持っているユーザ、ゲームに金を惜しまないユーザしか飛びつかないと思うんですよね。欧州の好調が一体どこまで続くのか。その辺にも注目して見ていきたいと思います。