驚愕の発表あり?!〜GDC2007で宮本茂氏とSCEハリソン氏が基調講演

毎年、ゲームがいまいち停滞気味の2,3月。ただ、今年はモンスターハンターポータブル2のヒットや、いろんな意味で話題作のガンダム無双などがあり、PS陣営では結構ネタがある感じですね。DSも相変わらず好調が続いていますが、こっちはちょっと感覚が麻痺してしまっている感じです。

さて、そんな3月にあるイベントとして、注目なのがGDC。2005、2006は岩田社長が基調講演を務め、大きな反響を得ました。
Game Developers Conference 2005現地レポート
2005年は「頭はゲームデベロッパー、心はゲーマー」で大喝采を受けた講演ですね。Wii無線LAN搭載が発表されたりもしていました。

Game Developers Conference 2006現地レポート

2006年は、いよいよWiiの全貌が明らかになるか、というときでしたが結局E3までお預けを食らった、という感じの回でしたね。DS版ゼルダ、VCにメガドラPCエンジンが参入、ぐらいでしたでしょうか。

今年の任天堂宮本茂氏が講演

そんなGDCですが、今年は任天堂からは宮本茂氏が基調講演に招かれているようです。

「GDC 2007」の基調講演に任天堂の宮本茂氏が決定。「ゼルダ」やDS、Wiiで目指した自らのビジョンを語る
宮本茂氏が今年のGDCで基調講演を行うことが決定! - Nintendo iNSIDE

任天堂は最近主に社長である岩田聡氏がビジョンを含めて発言することが多く、宮本氏は質疑応答やHP上でのインタビュー形式でしかあまり発言を見かけることはありませんでした。講演は1999年のGDC以来ということのようですから、要するに自分がまだ任天堂に興味を持つ前の出来事な訳ですね。題目としては「創造的ビジョン」ということで、その宮本氏の独創的発想についての講演のようですが、今年も何かサプライズ的な内容があることも考えられます。1つはヘルスパックがありそうな話ですが、そのほかにも宮本氏はいくつかのタイトルに携わっているっぽいですから、Wiiの新規タイトルとかが発表されないかな、と期待してしまいますね。

SCEからはフィル・ハリソン氏

一方、SCEからも基調講演に招かれている人がいます。それはフィル・ハリソン氏。ちょうど最近、以下のEngadetの記事で話題になっている人物ですね。

ソニー「振動は前世代の機能」「値下げ圧力は感じない」 - Engadget Japanese

過去にも「3DゲームはPSが起源」とか言って物議を醸した人ですね。そのハリソン氏ですが、今回のGDCではなにやらサプライズ発表があることを示唆する発言をされているようです。

[PS3] 「PS3所有者は3月7日に“とても幸福になる”」。GDC 07のPhil Harrison氏による基調講演の内容は? - ゲーマーホリック

「常時オン」というキーワードはちょっと気になるところですね。もしかしたら、ファームアップPS3に省電力動作モードとかが実装されたりするのかもしれません。普通にPS3を1年中起動していたら、年間4万円近く行ってしまうので、さすがに現実的じゃないでしょうし。ゲーム3.0とかいう言葉がすでに出てきているところも、いかにもハリソンしらしいな、という感じですね。
本当に常時起動といった話が来るかは分かりませんが、余りこれといった打開策が出ていないPS3だけに、大きなサプライズがあると面白いな、と思いますね。

各種講演に注目

以上、基調講演はハリソン氏は日本時間で3/8、宮本氏は3/9のそれぞれのAM3:30からとなります。深夜ですが内容には非常に興味深いところですね。

Conference // Keynotes // Game Developers Conference 2007

また、基調講演以外でも、日本からいろいろな人が講演を行うようです。

Conference // Tracks // Game Developers Conference 2007

応援団、Elite Beat AgentsiNISの矢野慶一氏のインタビューがあるのも興味深いですね。日本でのインタビュー記事はこちら。
2-2. 『押忍!闘え!応援団』開発スタッフインタビュー

その他、ゼルダの青沼氏や任天堂ゲームミュージックの雄である近藤氏のインタビューも興味深いです。また、LocoRoco河野氏などのインタビューもあるので、これもどんな内容か気になるところですね。

開催まであと1週間。どんな内容が公開されるか、今から楽しみです。