任天堂 発売スケジュールを更新〜発展はあれど新規は?

DS、Wiiと共に好調が続く任天堂Wiiについてはラインナップが貧弱で心配されていましたが、この度任天堂の今後の発売スケジュールが更新されました。

『押忍!闘え!応援団2』発売決定! 任天堂発売スケジュール更新

とりあえず、「応援団2キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!」という感じではあるのですが、ざっと見て個人的にちょっと引っかかるところもあるので、そうした両面から見た個人的主観を以下に述べてみたいと思います。

人気タイトルの続編中心のDS

DSのタイトルとしては、なんと言っても「応援団2」ですね。初代応援団は名作ではあったものの、一見してリズムゲームに見えないこと、CMでもゲーム画面を出さなかったことなどから、当初値崩れが起こるほどマーケティングに失敗した作品のように思います。まあ、元々濃いゲームなのでうまく宣伝したからといってどの程度売れるかどうかは分かりませんが、とりあえず頭に「燃えろ!熱血リズム魂」とつけたのは良作と言えるでしょう。

気になるのは、その内容ですね。応援団の続編としては、最近海外で「Elite Beat Agents」というソフトが発売され、自分もレビューして取り上げたことがあります。

わぱのつれづれ日記 - 海外版『応援団』“Elite Beat Agents”レビュー

上記EBAは、洋楽ばかり、文字も全部英語ですが、初代応援団の欠点と言われていた前奏スキップ、リプレイセーブなどを完備し、よくできた改良作品となっています。今度の「応援団2」が、このEBAの逆輸入か、それとも全くの新作なのか、興味があるところではあります。EBAでは初代応援団とルールは全く同じだったので、もし全くの新作であればルールの追加なども出てくるかもしれせんね。とにかく、続報を待ちたいと思います。


そのほかでは、「もっとえいご漬け」と「世界のだれでもアソビ大全」ですね。もっとえいご漬けファミ通に詳しい記事が出てます。

英語トレーニング第2弾!『英語が苦手な大人のDSトレーニング もっと英語漬け』 / ファミ通.com

とりあえず、「作品タイトルの文字間違えるなよ…」というのは『ソースはファミ通』なので置いておくとして、内容としては前作が単語+例文中心のディクテーションだったのが、日常生活の対話や、最近のTOEICを反映してネイティブの発音の違いなども含めた、より上を目指したトレーニングになっているようです。
前作は自分もしばらくプレイしたのですが、単語のレベルがちょっと低いこと、1日にやる量に制限が加えられてないため、いつも1度はじめるとやりすぎて疲れてしまい、毎日継続しなかったところがありました。最近は常識力トレーニングは毎日続けられているので、その手の「疲れない配慮」がもっとえいご漬けでもされているといいな、と思います。


「世界のだれでもアソビ大全」は、前作「アソビ大全」で多かったWi-Fiへの対応ですね。

世界のみんなと遊びたい! 『Wi-Fi対応 世界のだれでもアソビ大全』 / ファミ通.com

メジャーなゲームがそろっていただけに、これでWi-Fiプレイできたらかなり楽しめそうです。もともと自分は「どうせあとからWi-Fi版が出るだろう」と思って買い控えていたので、これは買ってしまいそうですね。特に、全員分のDSがあれば旅行先などでも手軽に盛り上がることができると思うので、トランプ代わりに使えそうです。

面白いのはチャット部分ですね。台詞はプリセットされているものを選択する形式で、これが自動的に各国の言語に翻訳されて表示されるようです。外国人と自由な会話が可能、と言うわけにはいきませんが、簡単な応答ぐらいは楽しめそうです。ただ、スナップショットを見ると各対戦者の国籍が見えないようですが、これはどうなんでしょうね?それが分からず、皆が日本語しゃべっていたら、あまり外国人と対戦している感覚が味わえない気がするんですけど。

そのほかは「パネルでポンDS」がありますが、それ以外は基本的に既報のものばかりのようです。

ゲームキューブの延長が中心のWii

一報でWiiの方は、これと言って新たに判明したタイトルがありません。Wii独自のタイトルとして「ヘルスパック」と「WiiMusic」がありますが、年内発売というレベルまで。内容の紹介もありませんし、依然としてベールを被されたままです。「ディザスター」「HAMMER」「フォーエバーブルー」なども新規タイトルですが、前から映像は流されていましたし、サプライズ要素はありませんね。

それ以外のタイトルはいかにも任天堂、というお得意のタイトルが並びます。ドンキーコング、マリオ、カービィスマブラメトロイドファミコンウォーズと、何かゲームキューブと代わり映えしないタイトルばかりなんですよね。

自分は現在は任天堂よりであることは確かなのですが、生粋の任天堂ファンではありません。ハードの変遷がファミコンメガドライブセガサターンPS2Wiiという人間ですからね。DSでファミコン以来任天堂に戻ってきましたが、正直メガドライブ時代はかなりアンチ任天堂でした。そのころの影響で、未だにマリオなどの任天堂定番nキャラにはかなりの抵抗感を持っています。

セガサターンに移ってからもそれはあんまり変わらなくて、ゲームキューブは完全にアウトオブ眼中だったんですよね。時のオカリナは途中で64を中古で買ってプレイしましたがクリアまでには至らず、そのかわり、パワプロ6に大ハマリして、その後当分ゲームはパワプロしかやらない日々が続きました。PS2パワプロ7のために購入しましたからね。

そんなわけで、正直こうした任天堂お得意の定番タイトルって、特に自分に響いてくる物が無いんですよね。食わず嫌いなんだろうな、とは思うのですが、やっぱり「ドンキーコング」とか「マリオ」というキャラだけでちょっと引いてしまうところがあります。食わず嫌いを直そうとマリカDSやNewスーマリ、マザー3などは買いましたが、あまりのめり込む、までは行きませんでしたので。DSでもどうぶつの森以外は新規タイトルばかりをプレイしてますね。要するに、「スマブラのキャラを見ても何も熱さを感じない」といったたぐいのユーザな訳です。

自分はこんな感じなのですが、正直PS2ユーザでそれまで任天堂ハードを持っていなかった人にとって、こうした「任天堂定番タイトル」が並ぶラインナップってどのくらい興味深く思っているのでしょう?DSのどうぶつの森なんかは、逆に64、GCとマイナーハードだっただけに、DSでその良さを再確認され多くの新規ユーザを獲得できました。同じ流れがWiiにも起こればいいのかもしれませんが、果たしてどうなるでしょうか。特に「64、GCを持っておらずWiiを購入したユーザ」の声を聞いてみたいところです。

定番もの「以外」の充実に期待

とりあえず、今回のラインナップで興味のあるのは、DSでは「応援団2」でしょうか。「応援団」はDSで新規に触れ惚れ込んだタイトルなので、内容がEBAの逆輸入でなければとりあえず購入確定でしょう。その他2つ「もっとえいご漬け」「世界アソビ大全」はちょっともう少し様子を見てから、という感じですかね。GWあたりにはアソビ大全はよさげですが。

一方のWiiでは興味あるのは「WiiMusic」「ヘルスパック」「フォーエバーブルー」といったあたりで、まだ内容が全然分かっていないものばかり。その他の「任天堂定番タイトル」は、正直手を出しにくい、というのが印象です。64ユーザの人やGCユーザの人が熱く語れば語るほど、当時を知らない自分としては引いちゃう感じなんですよね。盛り上がっているところに入り込みづらい、というか。

別に何でもかんでもリモコン振り回せとか、今更メモリカードやコントローラが別途購入必要なGCで出せとか、無茶なことは言わないので、定番キャラ物以外で新規で斬新なタイトル・ジャンルを充実させて頂きたいものです。

最終的にDSとWiiの新規タイトルだけで「新生スマブラ」が作れるぐらいになったら素晴らしいな、と思いますね。(今だと川島教授 VS Miiみたいになりそうですがw。)


P.S.
コメントでの指摘を受けて一部結びの文章を修正しました。