Vista発売にサクセス破産と騒がしいアキバ

昨日はWindowsVistaの発売日。Windows95以来、MSの新OS発売の際には毎回かなり盛り上がったものですが、今回の盛り上がりは何か冷めている印象がありますね。

ITmedia +D PC USER:結局“バブル”だったのか?――Ultimate α、並ばずに買えました (1/2)

めっきりゲームの話題ばかりの自分のブログですが、PC関連も関心の高い分野。また今日は大きな騒動もあったので、久しぶりにPCの話題をつれづれ述べてみたいと思います。

関心の低いWindowsVista

Vistaへの関心の低さは、やはり必要ハードスペックが高くなった割に目に見えて得られるメリットが少ないことも影響しているでしょう。なにやら、PS3を思い起こされる展開です。「XPで十分」って感じで。自分も、去年PC買ったばかりで、XPで満足しているので当分Vistaを買う予定はないですし。そもそも、PC本体が6万ぐらいでかなりの性能のものが買える中、OSだけ依然として2万円ぐらいと価格が下がっていないので、割高感はぬぐえませんよね。

まあ、とは言ってもLinuxはソフトが余り無いですし、設定方法等がマニアックなところもあります。なんだかんだ言ってコマンドラインの知識がちょくちょく必要になってきますしね。MacOSXも、やはりマイナーな感じはぬぐえませんよね。自分もちょくちょく使ったことはあるのですが、なまじWindowsに慣れきってしまっているため、いろいろとWindowsとの違いばかり目立ち、非常に使いにくい印象がしてしまいます。セキュリティだのデザインだの、何かと不満も多いWindowsですが、なんだかんだ言ってもデファクトスタンダードというのは、やはり強力です。

また、VistaはPCに必要なグラフィック性能を一気に底上げするため、今後発売されるVista搭載PCはゲームのプラットホームとして非常に土壌的にはよくなってきます。PS2が併売されるのと違い、PCの場合はもう今後XP搭載PCは出ませんからね。最近PCを買った人ならともかく、数年前にPCを買った人は、必然的にVista搭載PCを利用することになるわけで、このあたり独占的力を持っているMSは強いなぁ、と思いますよね。

(もっとも、ゲームの場合もソフトが主なだけに、ソフトが丸々PS3に移ってしまえば、ゲームそのものを卒業しない限り、必然的にPS3を買うことになります。まあ、そのシナリオが崩れかけているのが苦しいところではあるのですが、この先うまいことサードソフトを誘致していければ、まだまだいい勝負はできるでしょう。今はあくまで谷間にすぎないので。)

Vista発売翌日に破綻したPCサクセス

閑話休題。そんなVistaが発売された翌日の今日、PC関係では名高い秋葉原で、ちょっとした騒動があったようです。それは、PCサクセスの破産騒動です。

PC-Successのサクセスが破産発表を予告、一時本社は騒然
PCサクセス(PC-Success)倒産。最盛期は売上200億円

PCサクセスと言えば、カカクコムでの最安値販売で有名なところ。もっとも、悪い噂が多いことでも有名で、注文したものが一向に届かないことが多い、ということでよく話題になっていました。
ただ、それは通販の話で、実店舗である秋葉原のショップでは、直接買いに行けば即日持ち帰ることができます。自分も昨年PCを自作した際、電源をここで買ったのですが、他のショップよりも2割ぐらい安くてお買い得だったものです。

ただ、やはりそうした薄利多売の商売は、リスクを抱えてしまうものなんでしょうね。ちょっとうまく回らなくなったら今回のような突然の破産もあり得ると言うことなんでしょうね。ただ、ほとんど夜逃げ同様のそぶりで破産というのは、やはり道義的に非常によくない印象ですね。自分はすでにパーツの店舗保証期間は過ぎてしまいましたが、もし最近買ったばかりの人がいれば、そうした保証をどうしてくれるのか。また、通販で買ってお金を振り込んだものの商品が届いていない人はどうなるのか。一般消費者にも影響が大きいですよね。

ラジオパーツ、電化製品、PCと来て最近はオタク&アダルトの街となっているアキバ。しかし、ヨドバシアキバを含めた再開発により、現在も大きく変革を続けています。今後もこうした動きが出てくるかもしれませんが、くれぐれも消費者に迷惑のかからない形でお願いしたいものです。