海外でも話題にされた「日本のPS3販売事情」
先日のエントリ「初売りにおける次世代ゲーム機販売状況」で触れた日本国内のゲーム機販売状況ですが、そのうちPS3の「在庫あり」状態が海外でも話題に上っているようです。
Those PS3s Sales Look Sluggish In Japan! - Kotaku
上記ニュースのソースは以下のアキバブログでの記事のようですね。
kotakuは海外のゲームファンサイト、GoNintendoは任天堂ファンサイトなので、まあ大手マスコミが取り上げているわけでもないのですが、こうした消費者レベルの話題に多く取り扱われると言うのは、それだけPS3の動向に注目が集まっていると言うことでしょう。
実際、kotakuの記事のコメントを見ると、あちらの人の感想が見えて面白いです。
「日本じゃ誰もHDゲームを望んでないの?」
「次のソニーのプランは何なの?」
「値下げするしかないんじゃ?いいマシンだしFFXIIIが出れば売れる。」
などなど、いろいろ議論が交わされています。日本の2chなどではすっかりPS3敗北ムードですが、海外ではまだ比較的真剣にPS3についての議論も行われている印象です。あちらではやはり、まだまだ従来のゲームの需要も大きく、大人になってもゲームをやりまくるコアゲーマーも多いそうなので、HDゲームと言うだけで需要があるのでしょうね。
日本では、すでにDSが王者で、据え置きは+αぐらいになってきていますので、そうした部分での売りが少ないPS3やXbox360が苦戦しているのでしょう。日本のコアゲーマーもまだまだたくさんいることはいますが、日本は卒業するゲーマーも多いですからね。社会人になったり結婚したりできっぱりやめる人も多いでしょう。ゲームが一番の娯楽、という層はそこまで多くない感じがします。そうしたコア層だけを相手にビジネスをするには、次世代ゲーム機での開発コストが高すぎることも、ソフトメーカーがなかなか本腰を入れてくれない原因かと思います。
「日本こそ特殊な市場だ」といわれながら、DSでの脳トレの世界的ヒットなどを見ても、なんだかんだ言って世界のゲーム市場のトレンドを先取りしている日本市場。日本市場自体まだまだ先は読めない感じですが、この日本市場を制するところが、やはり世界的に見ても大きな力を持ってくることは確かなように感じますね。各陣営の今後の施策に注目です。