PSPのやらせ広告、SCEAが謝罪&即削除

先日一部で話題になっていたアメリカのPSPやらせブログの問題。ゲーム関連記事の多いEngadgetさんのところで紹介されてましたね。
ソニーまたヤラセ:PSP絶賛の偽「ファンサイト」で炎上 - Engadget Japanese

その顛末記事が同じくEngadgetで公開されています。

ソニー、ヤラセを自白 「これからは良い製品作りに専念」 - Engadget Japanese

まあ、プロジェクトXウォークマンのサクラ広報を堂々と公開していた会社ですし、別にやらせ記事自体は驚くべきことではないですけどね。今回の件はそもそもの内容が内容であり、その謝罪文もかなり滑稽、さらに即削除と、あまりにベタすぎる展開で、逆に引いてしまうところもあります。
ゲーム業界に限らず、世の中「やらせ」ばかりですよね。ニッチな業界の方がより一層ひどかったりします。各種マスコミの記事でも、広告記事と名の付いているものは普通に広告費が出ているでしょうし、それ以外でも記事での宣伝効果を狙って自ら商品の貸し出しなどを積極的に行うなども普通でしょう。自分たちが知らないだけで、そうした情報操作は世の中で有りあふれていると思います。まあ、通販とかのレビューほどあからさまなものはさすがに分かりますけどねw。


ただ、今回の件がきっかけかどうかは知りませんが、こうした偽の口コミを規制する動きが米国で出始めているようです。

野放しだった偽ブログの口コミ広告が、規制の対象に - 米国 AFP BB News - BETA -

果たして、こうした規制がどの程度有効かは分かりませんが、本当にすべての口コミ広告が無くなったら一体どうなるのか、興味がありますね。過去の口コミ記事にさかのぼって暴露とかされたら、すさまじいスキャンダルが巻き起こりそうな気がします。「えっ、あの企業が?」みたいなものも色々ありそうですよね。最近はそうしたことがばれるとすごく風当たりが厳しいので、大きな騒ぎになりそうな気もします。

自分も結構ブログや掲示板、カカクコム、Webレビューなどの情報を参考にして商品を買うことが多いのですが、すべて真実が明らかになると、そうした価値観が音を立て崩れ去ってしまうのかもしれませんね。マスコミ主導の無理矢理流行なども世の中にはごろごろしていますが、一般人としては裏側を知らずそうしたものに多少のせられておいた方が幸せなのかもしれません。知らぬが仏と言うことで。たとえのせられて買ったor見たとしても、本人が十分満足できればいい訳ですし。最終的に重要なのは、商品・サービスの質、と言うことなんでしょう。煽るだけ煽って質が伴っていなければ、痛い目を見るのは最終的には提供者側でしょう。