純正センサーバーの代用について

Wiiの特徴はなんと言ってもWiiリモコンな訳ですが、その主要な要素として、ポインティング操作があります。このポインティング原理は非常にシンプルでして、センサーバーの左右に付いたLEDをリモコン先端のCCDカメラで撮影、その画面上のセンサーバーの光点2個からリモコンの指す方向、距離、ひねりなどを検知している訳です。このあたりは、以下のエントリで一度詳しく述べてます。

わぱのつれづれ日記 - センサーのないWiiの「センサーバー」

センサーバー自体は単にLEDがあるだけで、ケーブルも電源供給のみという構造なので、コスト的にも安く、自作も可能なレベル。上記エントリですでに自作ワイヤレスバーやキャンドルをセンサーバー代わりにする動画を紹介しています。Wiiのセンサーバーはケーブルも非常に細く、分断の危険もありますし、せっかくWiiがコンパクトでもあのケーブルの長いセンサーバーをテレビから取り外して持ち運ぶ、というのは結構面倒なものです。電源オンオフの手間がかかっても、Wii持ち運び用、緊急用にワイヤレスなセンサーバーが欲しいな、と思っているところです。


こうした中、実際に商品としてワイヤレスセンサーバーを売り出すところも予想通り出てきたようです。

Wiiにサードパーティ製ワイヤレスセンサーバー - Engadget Japanese

engadgetさんの指摘のように、かなりでかいですねw。まあ、電池とかを入れるとなるとある程度大きくなるのは仕方ないかもしれませんが。

上記コメント欄で、以前「PS3のHDD交換と性能について」というエントリの中で取り上げさせていただいたポケットニュースさんが、自作のセンサーバーを作ってらっしゃいます。

ポケットニュース: Wiiのセンサーバーを自作してみた

そのコスト、実に350円以下!実際には実験には2000円程度かかったようですが、かなり安いですね。USBで給電、という仕組みもワイヤレスではないですが、なかなか面白いですよね。この方のように、TV側にUSB端子があれば、TVをつければ自動的にセンサーバーも点灯するわけで、Wiiに接続した場合と同じ使い勝手が実現できます。Wii本体を移動させても、センサーバーはそのままTVにつなげっぱなしでいいわけですし。


とりあえず、上記のように自作もできなくはないのですが、やはりパーツを買ったり半田づけをしたりするのは素人では抵抗感はあるところ。前も書きましたが、HORIなどの周辺機器メーカーが2000円以下で安いワイヤレスセンサーバーを出して欲しいですね。また、テレビ側でもそれほど高いコストがかかるものではないので、センサーバー搭載TVとかを出して欲しいところです。電源のオンオフもTVと連動するわけですし、見た目もセンサーバーが目立たなくなるでしょうから。