Wiiの驚くべき低消費電力

コンパクトな筐体で元から低消費電力をうたっていたWiiWiiConnect24も、「豆電球1個ほどの電力で常時起動」といううたい文句で注目を集めていました。

その消費電力について、日本のマスコミではまだ報道がないですが、一足早く海外のゲーム系サイトkotakuで調べたデータが公開されているようです。

Wii's Uses About One-Tenth Power of 360 - Kotaku

kotakuはニュースサイトと言うよりは2ch同様ネタっぽいところも多いところなので、それほど信憑性が高いわけではないのですが、一応上記サイトの情報によれば消費電力は以下の通りとのこと。

スタンバイモード 10W
Wiiメニュー画面でのアイドル状態 17W
Wiiゲームプレイ中(カドゥケウスゼルダ 17W

事前の情報ではスタンバイ時は豆電球1個で5Wほどとのことだったので若干多い感じですね。まあそれでもそんなには大きいわけでは無いですが。それよりも、ゲームプレイ中でも17Wというのはかなりのすごい数値ですね。PS2GCでも30W以上はあったようなので、それよりも低いわけですから。岩田社長の発言では50W程度ということでしたし、無線など消費電力上昇要因は他にもあるはずなんですが、もし本当に17W程度だとしたらそれよりもCPU・GPUのプロセス高精細化などの効果が出ている感じになりますね。Xbox360が約160W、PS3が約190Wほどと言われていることからすれば約1/10になるわけで、それだけ電気代なども安くなるわけです。排出される熱量も当然少ないでしょうから、夏場でも他機種のような暖房効果は起こらずよさげです。

年間電気代予測更新

このデータを元に、過去に算出した「各種据置ゲーム機の年間電気代の違い」のグラフを更新してみたいと思います。


大体一日1時間のプレイであればPS3とも互角ですが、1日3時間もプレイすると、年間電気代が2倍以上変わってくる感じですね。まあ、それでも2000円程度の違いではありますが。それでも、「家族に嫌われないゲーム機」を目指す上では、低消費電力は非常に重要な要素でしょう。


今回はソース元がkotakuということもあり、あまり情報としての信頼性はありません。今後、日本のマスコミからもより信憑性が高いデータが出てくると思いますにので、それらが出てきたときにはまたグラフなどの見直しをしていこうと思います。

【追記】

電池代は?との指摘があったので、過去に考察した結果を貼っておきます。
わぱのつれづれ日記 - Wiiリモコンの詳細仕様と消費電力
安いアルカリ電池を買う場合で大体2000円程度というところでしょうか。これらを加味すると、1日3時間のプレイならあまり差がないという感じですかね。充電池を使えば、最初の初期投資はかかりますが、長期的に見ればお得な感じはします。


また、PS3Xbox360の待機電力は詳しい数字が分かっていません。5Wとというのは単にPS2に合わせただけです。PS3はワイヤレスコントローラから無線で電源を入れられるので、その分待機電力もかかっていそうな印象はあります。また、表の年間電気代の算出式は以下の通りとなっています。
(1日のプレイ時間)×(動作時電気代(1時間あたり))+(24−(1日のプレイ時間))×(待機時電気代(1時間あたり))