Wii体験会レポート(チャンネル編) 『似顔絵チャンネル』

Wiiの中核をなすWiiチャンネル。その中でも特にMii作成に関わる似顔絵チャンネルの詳細な感想です。すでに公式のページでも動画で詳しく紹介されているので、大体のイメージをつかめている方も多いでしょう。
Wii.com JP - 似顔絵チャンネル
一応ここでは、自分の主観を紹介しておきます。

待ち時間

待ち時間は10分ほど。終了時間である16時の間際だったので、だいぶ空いていましたね。自分以降には並ぶ人はなく、自分が最後の体験者でした。列に並んでいる人はほとんど女性でしたね。中高生ぐらいの女性もいましたし、40,50歳ぐらいの女性もいました。それ以外の時には、写真にあるように男性や子どももプレイしており、非常に幅広い層が体験していた印象ですね。

操作感覚

実際のMii作成が面は、以前紹介した有志作成のフラッシュと大体感覚は一緒です。

わぱのつれづれ日記 - 似顔絵チャンネルを疑似体験できるFlash

ただ、個々のパーツは本物の方がしっくり来る印象ですね。やはり、2Dと3Dでは違うと言ったところでしょうか。ただ、本物の方では髪型の大きさなどは選べません。この辺はもうちょっと自由度が欲しかった感じでしたね。「この髪型のボリュームを抑えればもうちょっと似せられるのに」というのがあったので、少し残念なところ。

あと、目などのパーツについても、フラッシュほど細かい精度で調整はできません。大きさの変化などの単位もそこそこ大きい感じです。まあ、あんまり細かくても子どもや高齢者が使いづらいかもしれませんしね。Wii全体のコンセプトからして、そういうところがあるんでしょう。もっともパーツ自体はそれなりに多くあるので、そうしたアバウトな調整でも結構似せた顔は作ることができます。そうした簡単操作で雰囲気を似せることができる、というのが似顔絵チャンネルの特徴なのでしょう。ちなみに、ポインティングについては全くぶれも感じられず、非常に快適に操作できました。これだけ多くのアイコンを使用するソフトは、正直ポインティング操作じゃないと快適にはプレイできないでしょうね。そう言う意味で、ポインティングは非常に強力な武器だなと感じました。

作成したMiiは、最後にニックネームをつけ、公開するかどうかを選ぶことができます。今回は体験会なので、ここで登録したMiiがそのまま公開されるというないようですが。

似顔絵広場

体験会では、実際に登録したあとの「似顔絵広場」のところも体験できました。というか、後ろに人がいなかったので気の済むまで体験できた、というのはありますが。閉場間際だっただけに、様々なMiiがすでに登録されていました。リモコンの+、−ボタンでカメラのズームをコントロールでき、十字ボタンでスクロールできます。左右にあるアイコンでも操作できますね。

広場にいるMiiは、A+Bボタンでつまむことができます。カドゥケウスでも採用されている操作ですが、このA+Bボタン押しというのは非常に面白い操作ですね。ただ、他のゲームではゲーム開始時にA+Bボタン押しを要求するものがあり、ここはなぜA+Bボタンを利用するのかは不思議でした。リモコンの最初のキャリブレーションとかをかねているんでしょうか?このあたりはちょっと謎が残るところではあります。

広場にいるMiiですが、非常にアクションが細かい。個人的な印象は「シュール」な感じですね。カーソルを合わせると極端なくらいにゅっと顔が大きくなり、つまむと小動物のようにジタバタします。画面を拡大すると最初は大勢のMiiがポインタ位置を中止してポインタ移動を視線で追うのですが、そのうち飽きてバラバラになったりします。ある意味愉快ですが、かわいらしいというよりはシュールという印象でしたね。まあ、どこかに毒があるのが任天堂らしさ、という感じもしますが。大人とかはこっちの方がうけがいいかもしれません。

全体を通して

Wiiの中核をなす機能だけに、丁寧につくられているな、という印象。ポインティング操作も非常に快適ですし、Wiiを買ったらプレイする人全員分をまず作成するといいでしょうね。また、調整方法もおおざっぱなところがあるので、他の人が作ったMiiを真似て作ることも比較的簡単にできそうです。有名人やマンガのキャラなどで、面白いキャラの再現が出てくると楽しそうですね。ソフトをお金を出して追加購入しなくても楽しめる要素として、非常に意義があるものだと感じました。