Wii体験会レポート(ハード編) 『クラシックコントローラ・ヌンチャク・リモコンストラップ』

ここでは、Wii体験会で触れることができた各コントローラについてレビューしてみたいと思います。

クラシックコントローラ

バーチャルコンソールの体験で触れたクラシックコントローラですが、思った以上に使った感触はよかったです。PSコントローラなどのようにグリップはないのを心配していたのですが、そこそこ厚みがあり、手のひらのところが多少ふくらんでいるためグリップが無くてもホールド感が感じられます。
各ボタンは比較的ストロークは深めです。これも別に押しにくいほど深いわけではなく、ちゃんと押した感覚を味わえる分いい感じかと。
アナログスティック部分は、これまでのプラスチック製で滑り止め用の同心円の溝が複数付いたものから、滑りにくい素材で滑り止めの溝は付いていないものに変わっています。非常にしっとりと手に吸い付くような感覚で、指も痛くなくいい感じです。ただ、白だと汚れたり変色したりするのがちょっと怖いですけどね。

ただ、振動機能がないというのはかなり大きな欠点ですね。たしかに、過去のゲームに限ってしまえば振動機能があるのは64のゲームの一部に過ぎません。しかし、クラコンはWiiの普通のゲームにも使われる可能性があるわけですからね。Wiiでは通常コントローラでの振動プレイが楽しめないとなると、わざわざクラコンに対応しようというゲームも減ってしまうのではないでしょうか?Wiiリモコン+ヌンチャクなら一応リモコン側が振動するわけですし。

あと何度も言っていますが、有線部分が残っているのもマイナス要素ではありますね。今回の体験プレイでは特に気になりませんでしたけど。あと、テレビが離れたところにある場合には、テレビ横のWiiからだら〜んとコードをのばしてプレイするよりは、近くにWiiリモコンを追いて、コードは最低限という形の方がすんなりするのかもしれません。自分はTVの上の棚にゲーム機を置く分、有線コントローラはTVにかかってしまい邪魔なんですよね。そう言った意味ではクラコンの仕様もありかもしれません。ただ、それでもできればWiiリモコンとの一体型で、振動もするしケーブルもない、というものにして欲しかったな、と思います。詰めが甘い印象です。

ヌンチャク

ヌンチャクは非常にシンプルな感じです。かなり小振りで、手のひらにすっと収まる感じで持つことができます。アナログスティックはクラコン同様、しっとりした質感で滑り止めの溝がないもの。おそらく同じパーツだと思われます。Cボタンなどが多少深く、押した感触がしっかりするのも好印象でした。

Wiiリモコンのストラップ

Wiiリモコンについては、以前WiiTVリモコンが届いたときに詳しく紹介したので省略させて頂きます。
クラブニンテンドープラチナ会員特典Wiiテレビリモコン レビュー
ただ、ストラップは今回が初めての体験。ゲームプレイ時も最初にストラップをつけることの警告が出たり、説明員は必ずストラップをつけさせるなど、かなり気を遣っているようでした。

これは、自分が以前に 「任天堂が挑むべき課題」について」であげた、「Wiiリモコンの物的危険性」に対して任天堂もその危険を十分認識し、対処していると言うことでしょう。
この警告のせいで、起動時にボタンを押す回数が増えてうざい、という感想もあります。任天堂Wiiインタビューで公開された映像でもそれが見て取れますね。

Wii起動からゼルダをスタートするまで(2)

こうした、ボタンをいちいち押すことが鬱陶しいという感想は至極もっともなものです。自分もDSの最初の警告文は鬱陶しいと思っていますからね。ただ、いくら鬱陶しくても、企業側としては目立つ警告をのせるというのは、ある意味義務でもあると思います。とくにWiiリモコンの場合は大きく動かすことが多い分、すっぽ抜けの危険は常につきまといます。実際にWiiを購入される方も、面倒くさがらずかならずストラップをつけるようにすべきだと思います。「ストラップこそめんどくせーし、かっこ悪い」と思うところもあるでしょうが、それでもTVなどを壊しては取り返しがつきませんからね。我慢してストラップ装着をおすすめします。

ちなみにストラップは、まずストッパーを根本方向にずらし、開いたスペースに腕をつっこんだ後、ストッパーを戻して固定する、という形ですね。一部バンナムのスタッフは付け方間違っていて、ストッパーが端にあるまま手を突っ込ませ、ストッパーを逆側からしめる、ということをしていましたが、これだとストラップとリモコンとの距離が近くなりすぎて操作しにくいですし、固定もされにくいです。正しい方法でストラップを使用することが大事でしょう。