Wii体験会レポート(ソフト編) 『エキサイトトラック』


エキサイトトラックは、E3での発表の時からグラフィックが綺麗で面白そうに見えたので注目していたソフト。E3でも出展されていただけに、レビューや動画もすでに公開されていますね。

ITmedia +D Games:27タイトルとにかくプレイします――「EXCITE TRUCK」、「BOMBERMANLAND」そして「Necro Nesia」 (1/3)

以下、自分がプレイした感想などを記します。

待ち時間・開始時設定

待ち時間は35分(10時10分時点)。エキサイトトラックの体験台は任天堂にもかかわらず2台と少なく、思ったよりは時間がかかりました。一応時間制で打ち切っていたので極端に長くなることは無かったですけど。海外ではロンチ(11/19)なのに、日本では1月発売という影響もあるかもしれませんね。
開始時には、コースを4つから選択可能(Mexico、(名前確認忘れ)、Fiji、Scottoland)、車種も複数選択でき、色も自由に選ぶことができました。自分は高低差が比較的あるもの、ということでFijiを選択しました。

グラフィック

グラフィックについてですが、かなり綺麗ですね。太陽光などの表現が自然で、岩肌や水面なども、さすがに現行のPS2とは違うクオリティを見せてくれました。また、ブースト中は地面などにブラーがかかった感じがして、スピード感も高く感じられました。全般的に、絵の見せ方がうまいという印象。高いところから落下するときのカメラアングルなども、実に臨場感がありよかったです。

ただ、待ち時間に後ろから見ていて、一部砂煙とかが地面との境界部分でまっすぐになってしまうところがあったりと、不自然なところがありました。まあ、プレイ中は全然気にならないレベルでしたが。ジャギなどもスクリーンショットなどでは目立っていたわりに、プレイ中は全く意識することは無かったです。このあたりも、映像の見せ方のうまさがカバーしている感じでしょうか。

操作性

操作性ですが、ハンドル操作はWiiリモコンを実際のハンドルのように回転させるのではなく、左右に傾けるというもの。前のワリオボスステージでは普通にハンドル操作のようにして操作できたので、おそらくエキサイトトラックはもう一つの「状態制御」とのからみからこういう操作になっていると想像します。その状態制御とは、横向きリモコンを前後に倒すことで車が前傾になったり後傾になったりするというもの。これがこのゲームが「エキサイト」の名を持つ所以であり、ゲーム性の中でかなり重要な要素を占めています。
1ボタンがブレーキ or バック、2ボタンがアクセル。また、十字キーはどこを押してもブーストがかかります。ブーストはつかいすぎるとオーバーヒートしてしまうようなので、使いすぎは禁物みたいです。

ゲーム性

ゲーム性については、説明員の人が結構熱心に説明してくれました。説明が結構情熱的だったので、自分もちょっとのせられて熱中してしまいましたね。基本的に、このゲームは一位になることが目標ではなく、レース中にいかに多くのポイントを獲得できるかにかかっています。このポイントは、レース中の様々な要素で手にはいるようになっており、ドリフトなどをするだけでも手に入りますし、クラッシュしてもそのクラッシュが派手であればポイントが入ります。しかも、クラッシュ後は2ボタンを連打することで早く復帰可能。さらにブーストされた状態で復帰するので、多少のロスはあるものの即座に最高速でレース復帰できるのも爽快感が高いですね。思わずレース中は崖にダイブとかしたくなりましたね。

また、他の車との接触もかなりポイントが高かった印象。接戦の時は横から相手の車にぶつけるとスピードを落とさずポイントを獲得できる感じです。

そしてエキサイトバイクから名前を受け継いでいるだけに、ジャンプも非常な要素になっています。まず、ジャンプ台でのジャンプ時の姿勢から重要。スタッフの人の話では、ジャンプ台から離れる際にうまく打ち出し角度が45度になるよう車を持ち上げてやると、一番高く遠くに飛べるようです。また空中での姿勢・挙動もリモコンを前後左右に傾けることで操作可能。着地時は着地面の傾きに車も合わせてやると高得点が得られるようです。

その他、コースは比較的道以外のところも疾走可能ですが、あまりに道を外れると黄色のバリアーみたいなのが出てきてそれ以上行けなくなります。逆走も警告をうける感じです。

全体を通して

全般的には、洋ゲーっぽいばかばかしさを感じましたね。自分は正直、ジャンプも着地もあんまりうまくできませんでしたが、そのスピード感、自由度、高低感などは楽しめました。上記の動画みたいに思い通りに飛び回れるとかなり楽しそうです。一応自分も、最後は一位でクリアして目標点数もクリア、実際のゲームでは次のステージに進める、ということでしたけどね。
グラフィックも綺麗ですし、ノリもいいので今のところ購入予定。唯一残念なのは、発売日が日本では遅い、ということですね。Wiiがリージョンフリーなら輸入版で遊べるんですけどねぇ。(結局リージョン有りは確定情報なのかな?)