クラブニンテンドープラチナ会員特典Wiiテレビリモコン レビュー


先週後半ぐらいから各地に配送され始めていたクラブニンテンドー前々年度プラチナ会員特典「Wiiテレビリモコン」。初めてWiiリモコンの大きさや質感などにさわれるとあって、自分も今か今かと首を長くして待っていたのですが、ようやく自分の手元にも到着いたしました。結局到着したのは月曜の午後になってからでしたが…orz。

すでに、Wiiテレビリモコンについては、各所で詳細なレビューや分解記事、比較写真などが公開されています。中でもN-Stylesさんのところは非常に詳しいですね。
[NS] Wiiリモコン徹底分解
リモコンを分解し、本体の空きスペースについても詳しい考察をされているのが興味深いです。

また、2chWiiスレで結構早い段階で写真を公開していた以下のページも相当に詳しいです。
Wiiテレビリモコン写真集
とにかく、膨大な数のものと比較されていますね。千円札や文庫本と横幅がほぼ一緒、というのがある程度感覚がつかみやすいかも知れません。

上記のように、詳しい記事は出ているので、自分はちょっとした感想なんかを記してみたいと思います。

質感


見た感じの質感は結構よいと思います。リモコンの表側は光沢のある質感、裏側は滑りにくさも考慮してか多少マットな質感になっています。電池を入れない状態だと非常に軽いので、いかにもプラスチックな感じはしますが、電池を入れると重さが増す分、総じて存在感も出てくる感じです。

縦持ちの場合


縦に持ったときのグリップ感ですが、手の中にすっぽりと収まる形で、なかなか良好です。ただ、心持ち小指側の部分が太いかな、という印象。主に中指と薬指でグリップする感じになると思います。ポインティング動作の時には全く問題ないと思いますが、テニスのように思い切り振り回す際には、若干すっとびそうな不安感はあります。実際にはそう簡単にはふっとびそうにはないのですが、プレイする際はストラップをつけることは必ず守った方がよいでしょう。遊んでいるうちに手に汗をかいてくることも考えられますし。

また、縦に持ったときのボタンの押しやすさですが、AボタンとBボタンだけを使う分には非常に良好です。親指と人差し指が自然に両ボタンの位置に来て、各々指の腹で無理のない感じで押すことができます。


ただ、十字キーを操作しようとすると、状況は変わってきます。普通にAボタンに指が置かれている状態では、十字キーまで親指が届かないのです。十字キーを押すには、手のひらの位置を多少上に持って行く必要があります。この状態だと、リモコンの重心が下に偏る分、ちょっとグリップ感が不安定になります。そもそも、プレイ中にリモコンに設置する手のひらの位置を変える、と言うこと自体とっさに行うのは煩わしいところがあります。

これについては、十字キーを操作するようなゲームではあらかじめ十字キー側に指が自然に行く位置で持っておくことで回避できると思われます。この場合、自分の手の大きさではリモコンの底部を手のひらで支えるのではなく、中指、薬指、小指だけで包み込む感じで持つと、親指の可動範囲が広がりだいぶ押しやすくなります。ただ、この状態だとAボタンもBボタンも指の腹で押せるほど密着感がないため、両方とも指の先で操作すると思い通り操作できるようです。


このあたりの、「操作しやすい持ち方」というのは非常に微妙な位置にあります。個々人の手の大きさによっても変わってくるでしょうし、十字キーを使うかどうかでも変わってきます。このあたりの「手のホームポジション」を、ゲーム開始前に調整することが重要になってくるでしょう。慣れて来れば、すんなりできるとはおもいますが。

横向きの場合

横向きに持った場合ですが、両手の人差し指の付け根のところで挟み込むようにして持つと、安定して持つことができます。十字キー、1,2ボタンの位置も悪くありません。十字キー、1,2ボタン共に小さめですが、特に操作しにくいと言うことは無かったです。ただ、やはりグリップ部分がない分、薬指、小指のあたりがちょっと寂しい感じはしますね。この状態で、ソニックのようにリモコンを手前に引いて奥に押し込むような大きな動作をすると、やはりすっぽ抜けてしまいそうな不安感はあります。

あと、実際持ってみても非常にコンパクトなだけに、なぜこの横向きにしたWiiリモコンにかぶせるような形でクラシックコントローラのアタッチメントを用意できなかったかが、非常に残念に感じます。ちょうど、PS2コントローラのようにグリップがあり、ボタンも複数あるような感じですね。これならば、クラシックコントローラの時もスピーカー、振動共に使え、完全にワイヤレスを実現できます。現在用意されているクラシックコントローラは振動機能はなさげ、中途半端にワイヤードですからね。ちょっと詰めがあまい印象がします。

まあ、今からでも出せるとはおもうので、HORIさんあたりよろしくお願いします。

置いたときの安定感

もう一つ気になったのは、Wiiテレビリモコンを机に置いたときのことですね。握ったときのグリップ感をよくするためか、リモコンの裏側は丸くなっているのですが、その分机の上に置いたときの安定感が非常に悪いです。また、リモコンの上部がくぼんでいるため、安易にリモコンの先の方から机の上に置こうとすると、Bボタンが先に机に設置してしまいます。何か変な衝撃を与えてしまいそうで嫌な感じです。側面を下にして置けば安定しますが、それもちょっと不自然ですよね。縦置きスタンドを発売日に用意して頂く必要がある気がします。

まとめ

以上、いつものごとく細かいつっこみをしましたが、思った以上に小さく、いろいろなジェスチャ入力をしても邪魔になる感じはしませんし、いい感じです。重さは、どんな電池を使うかでも変わってきますね。付属のマンガン電池だとかなり軽いですが、手持ちのニッケル水素電池だと重量感があります。重さが気になる人は、単4型電池を以下のような電池ケースに入れて使うと少しは重さを軽減できるかも知れませんね。
マルツパーツ館 【ADC-430 LG】電池変換アダブター 単四→単三変換 黄 |マルツパーツ館WEBSHOP〜電子部品専門のコンビニ【通販・販売】

おまけ

Wiiテレビリモコンに付属していた案内状、説明書をスキャンしたものを以下に載せておきます。リモコンの設定方法や注意書きなども見ることもできますので、参考にしてみてください。(この注意書きだと、「市販の充電池は使用しないでください」と書いてありますが、果たしてWiiリモコンもそうなんですかね?決まり文句的なもので使っても問題ない気もするんですが。それとも、純正充電池を出してそれしか保証しないとかあるんでしょうかね?)