ディープインパクト、凱旋門賞3着

無敗の三冠馬、日本では敵なしのディープインパクト。日本馬初の凱旋門賞制覇なるかと非常に期待されており、NHKも特別に生中継を行う気合いの入れよう。そんな凱旋門賞が開催されました。
レース前は非常に落ち着いた印象。ファンファーレもなく静かにスタートしたその出だしはちょっときれいに出過ぎて前方での競馬に。途中、武豊はいったん3番手まで下げましたが、ライバルと目された世界ランク1位のハリケーンランの横についたぐらいで下げるのをやめてしまいました。そして、最終コーナーでは持ったまま先頭へ。このまま突き抜けるかと思ったのですが、すぐにレイルリンクに並びかけられ、しばらくは併走したものの、最後は力尽きたのかラスト100mでは差をつけられ、もう一頭のプライドにも差されて結局、3着となりました。

レースっぷりとしては、若干前方で競馬したことが最後勝った馬に有利な展開となってしまった感じですね。あとは、3歳馬との3.5kgもの斤量差というのも、日本の競馬では2kgの差ですのでそれに比べるとずいぶん大きく、TVで馬柱見たときにもちょっと不安を感じたのですが、残念ながらそれが最後響いてしまった印象です。凱旋門賞自体、3歳馬がこれまで圧倒的に実績を残しているようで、そうした壁を突き破ることはできなかった、という印象です。

非常に残念な結果ではありましたが、最後の直線は夢も見せてくれました。まだまだ4歳と若いので、今後もディープインパクトには強い競馬を見せて欲しいと思います。