スターリングラード
- 出版社/メーカー: 日本ヘラルド映画(PCH)
- 発売日: 2004/01/21
- メディア: DVD
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このスターリングラードでの闘い自体は、以前BS1の長編ドキュメンタリーで見たことがありますが、この話の主人公は、その中で英雄としてまつられた伝説の狙撃手、ヴァシリ・ザイツェフとなっています。ウィキペディアにはこのあたりの実際の話が書かれていますね。写真と俳優のビジュアルの差が激しいですがw。ラストの駅のシーンも実話に基づいたもののようです。
ヴァシリ・ザイツェフ - Wikipedia
同じくウィキペディアの解説でちょっとした論調もありますけど、言葉がみな英語というのはたしかに違和感あり。途中から映画を見たせいで、最初どっちがソ連側でどっちがドイツ側かよく分からなかったぐらいだし。ラストヒロインが都合よく生きているところも、いかにもハリウッドってかんじのご都合主義なかんじでした。
スターリングラード (アメリカ映画) - Wikipedia
しかし、こうして実際に戦争映画の緊迫のシーンを見ていると、アメリカ人がFPSに熱中する理由もちょっとわかるような気もします。ああいった息詰まる戦争の中に自分を同一視して戦闘を体験するというのは、たしかにドキドキするプレイかもしれません。ゲームでは、「CALL OF DUTY」でこのスターリングラードの攻防戦を舞台にしたものがあるようですね。
スターリングラード攻防戦 - Wikipedia
こうした「リアリティ」そのものを楽しむようなものの場合、ハイビジョン映像やリアルな物理演算というのは重要な要素となってくるでしょう。なにしろ、不自然なところがあると、急に現実に引き戻されてしまって冷めちゃうので。SDの映像と比較すると、HDの映像を大画面で見た方が、映画館と近い感じで強い没入感が得られると思います。
とはいえ、「不自然に見えない」というのは相当なレベルでないとだめです。映画ですら、未だ人工物の動きなどで不自然に感じるものもありますし。以前、マトリックス・リローデッドを見た際も、ミフネなどが操るロボットの動きが妙に不自然に見えて冷めてしまったのを覚えています。今回の「スターリングラード」のように、実写メインの映画ならいいのですが、CGがまざるとまだまだ不自然です。おそらく、PS3やXbox360程度の性能じゃこの不自然さは解消できないような気もしますね。まあ、不自然に見せないのも、作り手のテクニック次第なのかもしれませんが。