ディープインパクト 宝塚記念貫禄の圧勝勝ち

三冠馬天皇賞春もレコード勝ちと、完全に次元の違う競馬を見せてくれているディープインパクト。海外遠征前最後の国内GI、宝塚記念。あいにくの道悪でしたが、逆に道悪でのディープの強さを実感できる形になったようです。問題のスタートは直前まで中でばたばたしていたものの出自体はすんなり。さらにそのまま後方にうまくつけられていい感じでした。道中は折り合いばっちりでずっとそのまま後方待機。3コーナーすぎから徐々にあがっていき、中団にさしかかったあたりで一気に加速。
ここからはもう、本当に次元の違う走り。4コーナーで一気に馬群をまくっていくと、最後の直線では先頭で粘るバランスオブゲームを射程圏に。あとはこれまでの競馬通り、飛ぶような脚を使って楽々と差しきって4馬身差をつけての圧勝。ゴール100前ぐらいではもう武豊は勝ちを確信してゴーグルを直し、後ろを確認。早々とガッツポーズをしてゴールインしました。(個人的には早すぎるガッツポーズは、馬の故障の原因になりかねないので、できればやめてほしかったな、というところですが。サニーブライアンの悪夢が…)
ともかく、国内ではもう本当に敵なし。いよいよ海外です。海外ではあらゆる意味で状況が違うので大変ですし、強い馬もいろいろいます。また、これまで唯一先着されたハーツクライも参戦してきます。まだまだ険しい道は続きますが、日本馬発の凱旋門賞制覇、期待してます。