レボリューションのスペックに関する噂

IGN: Revolution's Horsepower
いまだ秘密のベールに包まれたままの任天堂レボリューション。そのスペックに関する噂記事が海外IGNで出ているようです。この内容については、2chでしきりにアンチ任天堂ファンによりスペック比較表がコピペされまくっているのでw、それを引用しましょう。

IBM "Broadway" CPU 729MHz (GC 485MHz, Xbox 733MHz, Xbox360 3.2GHz, PS3 3.2GHz)
ATI "Hollywood" GPU 243MHz (GC 162MHz, Xbox 233MHz. Xbox360 500MHz, PS3 550MHz)
"1T-SRAM" Main RAM 88MB (GC 40MB, Xbox 64MB, Xbox360 512MB, PS3 512MB)

CPU、GPU、メモリについてですが、カタログスペックとしてはだいたいXbox相当みたいですね。こう聞くと、「次世代機のくせに、旧世代機においついただけかよ」という印象がして、アンチにとっては格好なネタなんでしょうね。これから、ソニーやMSも同様のネガティブキャンペーンを打ってきそうですけど、まずは信者が率先してやってますね。

このスペックが本当かどうかは分かりません。ただ、本当だとしても、前の噂がGCの3倍程度、というのが2倍程度になっただけで、どっちにしろPS3Xbox360などと比べてカタログスペックで劣っていることには変わりません。この後、さらにE3などではレボコン認識用のセンサをテレビなどに設置することなどがおそらく、公になると思いますが、それもアンチの格好の叩きネタになるのは想像に難くありません。

○性能とは?

上記のようなことがあるからこそ、任天堂はこうした単純な数字を隠したがるんですよね。ニンテンドーDSの時もそうでした。単に数字だけで比べられてしまうと、そのほかの感覚的な要素をすべてのけて劣っていると絶対的に思えてしまいますからね。
でも、こうしたハードウェアのスペックって、単にこうした主要要素のカタログ数値だけでははかれないものなんですけどね。実際に、どういった処理ができて、どういったエクスペリエンスを生み出すことができるか、それが重要な訳です。ニンテンドーDSは、描画部分での低性能を、タッチペン、マイクによる新しいエクスペリエンスによるアピールが上回った訳です。64のアナログスティックなども層でしたが、インタフェース部分も、十分性能のうちの一つと言えるんですけどね。

ゲーム機とは、娯楽品である以上、どうしてもコスト、値段が重要となります。馬鹿高いものは誰も買ってくれないでしょうし。限られたコストで、どの機能を載せて、どの機能を載せないか、それが各社のセンスの見せ所になるわけです。今回の次世代機戦争はその選択がきれいに分かれていますよね。PS3はAV機能・画質を優先、レボはインタラクティブ要素優先。Xbox360PS2の延長といった感じでしょうか。こうしたジャッジの仕方が、果たして消費者にどのように受け入れられるか、それがおのおの機種の売り上げに結びついていくのでしょう。ニンテンドーDSPSPが各々知育・交流系とAV系というようにこれまでのゲーム機とはいずれも違う売れ方をしているのを見ても、次世代機は1強ができておしまい、という感じにはならない気もしますね。

○自分ならどれを買う?

個人的には、PS3はごてごてつけすぎで、値段が高くなりそうなのが嫌。レボリューションは、ハイビジョンテレビ持っている自分としてはHD対応がないのが最悪。Xbox360PS2まんますぎておもしろくない、と言った感じでおのおののジャッジは微妙な感じがしています。
現時点では、ブランドイメージ、現在勝者の後継としてPS3優位は動かない訳ですが、購入は値段次第ですかね。どうせローンチはろくなソフトがそろわないでしょうし、BDのセルビデオは興味ありません。NHKの深夜ドキュメンタリーやSD画質のアニメで満足してますからね。4万とかの赤字覚悟値段で本当に来たなら、興味本位で買ってしまうかも知れませんが。
レボは安そうですし、レボコンがどの程度新鮮なのかを試してみたいので、購入は決定しています。とはいえ、個人的にはマリオなど任天堂キャラに魅力はないので、レボならではのソフトがどの程度出てくるかにかかってますけどね。でも、HDゲームができないのも、それはそれで寂しそうです。
Xbox360は、PS3の値段次第でしょうか。PS3が本当に噂みたいに7万とかばかげた値段で出してくるようであり、コナミパワプロ、そのほか主要ソフトがPS3Xbox360両方に出してくるのならばXbox360を選択する可能性も十分あります。現在のうれなさっぷりを見る限り、さらなる値下げもありそうですしね。WindowsXP MCEと組み合わせて、PCの動画をTVで手軽に見れることも魅力ではあります(OSを別途MCE対応のもの買わないといけませんが。)

○今後の展開

いずれにしろ、混沌としてきたの確かです。これから、各信者、アンチ、またマスコミなどが様々なあおり、あざけり、ネガキャンなど、激しく行われてくるのでしょう。そうした中で、錯綜する情報の中から、いかに自分自身の嗜好と合わせて情報を取捨選択するか、個々人の情報リテラシーの能力が問われてくるのではないでしょうか。


P.S.
insideでも記事がきてますね。
IGNにレボリューションのスペック情報が掲載 - Nintendo iNSIDE