私が「テトリス」に求めるモノ「テトリスDS」その2|忍之閻魔帳

ニンテンドーDSで春にでるテトリスDS。そのレビューが忍さんのところででています。ただ、忍さん自身がかなりコアなテトリスマニアみたいなので、それを意識して読む必要があるでしょう。レビューからは、他のテトリスがいかにすぐれているか、テトリスDSはそれらとは違う、ということしか伝わってきませんので。
自分自身、テトリスDSWi-Fi対応ということもあり、とりあえず買ってみようかとは思っていますが、忍さんも指摘しているように、様々なバリエーション自体にはあまり期待してません。そもそも、自分は元アンチ任天堂な人間ですし。マリオシリーズはほとんどプレイしてませんし、任天堂の初期のゲームも、テトリスDSに出てくるゲームはほとんどプレイしてません。友人宅で多少プレイした程度でしょうか。ファミコンではコナミ、ハドソン、スクエニなんかが中心でしたね。SFCも持っていませんでしたし、任天堂はどちらかというと敵だったんですよね、子供の頃は。最近はDSの展開に共感を覚えてプッシュしてますけど。
そんな中、このテトリスDSの、あまりに任天堂任天堂した仕様にはちょっと嫌気もしています。なんでこんな、テトリスなんていう普遍的なゲームを、任天堂ファン向けの仕様にしたんでしょう?これらの任天堂のゲームは、誰もが好きだったはずだ!という任天堂側のおごりのようなものが感じられます。アメリカで先に情報が公開されたように、どちらかというとNOA主導で行われた企画だったんじゃないかな、とも思いますね。


一応、TouchGenerationの一環として国内でも売るみたいですし、今のDSブームとテトリスという一般受けしそうなテーマだから、売れるのは間違いないとは思うんですけど、正直国内のDSユーザー層とはずれている気もします。任天堂ゲームキャラだけを使うのではなく、ふつうに「ノーマルモード」「ファンシーモード」「SFモード」など、テーマを選べるようにしておけばよかったんではないでしょうか?別に、だれでもアソビ大全のように、シンプルに作り込むだけでも十分に売れたと思うんですよ。Wi-Fi対応テトリス、というのはそれだけで価値があるものですし。
あまりに任天堂ファン仕様にしてしまったせいで、これらゲームキャラに興味ない高年齢層や主婦層にひかれることにならなければいいのですけど。親にやらしてみたときの反応を見てみたいと思います。