ニンテンドーDS Lite 初日出荷は10万台?

注)以下の情報は、あくまで自分が1ショップ店員から聞いた情報であり、任天堂から公式アナウンスされたものではありませんので、ご注意ください。


発売がもう一週間に迫った状態でも、一向に予約が開始されないニンテンドーDS Lite。今日、帰りに2月初めに予約していたゲームショップへ寄ったところ、驚愕の情報の報告をうけました。

任天堂から連絡があって、初日出荷50万台の予定だったが、部品のトラブルが発生し、初日出荷分が10万台になってしまうらしい。」


なんですとー!!


50万台でも初週で瞬殺レベルな状態で、製造トラブルで10万台しか出荷できないのでは、お話になりませんね。この状況のため、自分の予約も発売日には無理とのことorz。がっかりです。(なんでも、このショップの初日入荷は1桁らしい(ぉ )
この件に関しては、最近DSLiteに関する情報提供を盛んにされている「ゲームの裏話」さんのところでも話題にされています。
Liteショック|ゲームの裏話
こちらの情報によれば、「色の不適合」という憶測が書かれています。自分が聞いたショップでは「分からない」、とのことでしたが。どちらにしろ、こうした状況では各店予約がとれないのも無理は無いでしょう。昨日述べた「品切れ戦略」なんていう状態では無いようですね。実際、自分が予約していたショップ店員も「本当、かんべんしてほしいですよ。50万出すって言っていたのに!」と泣き言を言っていましたし。以下でも厳しい状況が語られています。
ゲーム屋店員の戯言:来週DS Liteが発売ですが・・・
一応、あさってにはもう少し詳しい入荷情報が入るそうで、初回入荷が増える可能性もあるみたいですが、厳しい状況には変わりないようです。一応、継続に入ってくるらしいとのことではありますが。
もちろん、小さなゲームショップの店員から聞いた情報にすぎませんけれど、各所の予約不可な状況を見ていると単なる噂レベルでは無いようにも思えます。大騒動になるようでしたら、ITmediaなどが調べてみてくれるかもしれませんが…。


しかし、2月に入ってからのDSの出荷無しに加え、3月のDSLiteの初回供給不足となると、これらはもう大失態と言わざる得ないでしょう。PSPの発売当初でも、もう少し出荷ありましたから。それに、ゲーム裏話さんのところの情報が確かならば、2月の出荷無しも旧型DSのライン切り替えの際に品質が製品レベルに達しなかったから、という理由。
大変です|ゲームの裏話
基本的に、すべては誤算です。岩田社長は先手先手を打って戦略を打っていたのは確かです。全米でのPSPとの均衡した勝負、GBAからの移り変わりが進まない状況を背景に、新型DSLiteで突き放す戦略にでました。DSLiteへの切り替えまでには十分な量を生産して在庫を蓄えておき、さらに旧型生産用の新規ラインも用意して万全の態勢をとりました。そして、年末年始に有力タイトルをそろえ、松嶋菜々子など起用したCM戦略を用意して一気にDSを売り抜く、それが岩田社長の戦略だったのでしょう。
しかし、結果として、十分に作りためたはずの在庫は、あまりに効果的すぎたCM、どうぶつの森のダブルミリオンの効果などであっけなくつきてしまいました。急遽DSLiteの発売を前倒し、かわりに新規ラインでDSを生産するはずだったのが品質不足、あげくのはて、DSLiteにまで製造トラブルで供給できず。これではもう、「年末年始の前代未聞の売り上げは予想できるわけ無いのだから仕方ない」という弁護も通じないでしょう。たしかに任天堂は自社の工場を持っていないわけですが、海外の工場などでも品質の高い商品を出すのが日本企業が得意としてきたところではないでしょうか?それが今回出来なかったということは、任天堂の抱えるもろさ、弱点をみせてしまった結果になります。


たしかに、これだけ供給不足が続いている状態でも、ニンテンドーDSの人気はとどまるところをみせていません。ネットでの注目も大きいですし。
ITmedia +D Games:最近、ニンテンドーDSばっかりです
それでも、DSLiteの初日出荷10万となれば、大混乱は必至です。すでにネットでは予約に血眼になっていたり、詐欺まがいの行為が横行したり、ヤフオクが高騰したりしています。初日大行列でも浮浪者や外国人などの転売目的などがあるでしょうし、トラブルのたねは盛りだくさんです。そして、絶対数も少ないわけですから、並んでも買えない事態も多数発生するでしょう。店も信用を失うし、客も骨折り損で失望します。DSLiteを手に入れられてゲームを楽しんでくれる客の数よりも、DSのせいで不快に思う人が大量に出てしまうわけです。こうした中でも、まだ需要が続くようなら立派なものです。しかし、需要が続いたとしても、今回の失態によって生まれる負の感情は少なからず残ります。レボリューションの成功のためにも、そうした負の感情への丁寧なケアが要求され、岩田社長はまだまだ難しい舵取りが迫られそうです。


さて、初日に購入出来なそうな自分ですがw、これを機にDSLite購入を見送ることも検討中。ショップにはモックが置いてあったのですが、買うつもりだったエナメルネイビーの色合いがかなり微妙だったんですよね。DSLiteを開いた内側のマットな部分は文句ないのですが、問題は表面の光沢部分。ホワイトやアイスブルーは光沢部分が透明な素材なのにたいして、エナメルネイビーは紺色に色づいた樹脂なんですよね。その色が鮮やかすぎで、ちょっと安っぽいです。さらに、指紋もかなり目立ちます。
一方、ホワイトは先日の体験台のときも話しましたが、汚れやすいです。すでによごれていましたし。アイスブルーがそういう意味では一番無難ですけど、やはり女性向けな印象がぬぐえません。
もともと、発売日に購入することは新しもの好き、話の種、という目的もあったので、発売日購入できないようならば、新色が出るまで見送ってもいいかな、と思っています。半年ぐらいかかるかもしれないですけどね。ともかく、あさっての詳細な入荷情報の連絡待ちですね。