「ワンセグ」がニンテンドーDSで観られる―対応カード発表に(2) - Nintendo iNSIDE

任天堂、「ニンテンドーDS カンファレンス! 2006.春」開催。「ニンテンドーDS Lite」実機をを初公開
ITmedia +D Games:2006年内にニンテンドーDSを1000万台に――任天堂岩田社長 (1/5)

前々から噂されていた任天堂の説明会、ニンテンドーDSカンファレンス2006が本日開催されました。ニンテンドーDS Liteの詳細が公開された後だっただけに、DSLiteの紹介がメインをしめるかと思われましたが、予想以上にこれからの新展開が公開されました。まずは、一番以外だったワンセグチューナーについて考察してみましょう。

ニンテンドーDSワンセグチューナーについてですが、噂としては大分前からネットでされていました。ただ、個人的にはワンセグPSPの方のキラーアプリだと、PSP発売当初から思っていただけに、まさか任天堂の方が先に発表するとは、という感想です。別にワンセグの存在そのものは驚くべきものではないのですが、ソニーが先を越された、ということが驚きだったわけです。
というのも、PSPは大画面であり、かつUMD用にMPEG-4AVCのハードウェアデコーダまで積んでいます。つまり、あとはワンセグ電波受信部分を追加するだけで、ワンセグ放送の再生が可能となるわけです。動画再生を売りとするPSPであれば、ワンセグ放送には4月の開始早々から対応してくると思っていました。
それが、まさかのDSの方が先の発表です。とはいえ、まだDSカードに取り付けるものはモック状態、発売時期、価格はまだ発表されていません。一応、GBAスロットにつけるタイプの試作機では、ワンセグ受信表示をデモしていたようですが。
PSPの方もおそらく、ワンセグチューナーの準備はしていると思います。もしかしたら、発売時期自体はPSPの方が先立ったりすることもあるかもしれません。しかし、それでも任天堂に先に発表されてしまった、ということはSCEとしてはかなり痛い状態でしょう。本来はPSPの売りとなる周辺機器のはずが、「マネ」扱いされてしまうわけですので。
個人的には、ワンセグは次に機種交換する際にワンセグ付きの携帯にしよう、と思っていましたが、もしDS用のこのワンセグチューナーが安い(5000円前後)のであれば、こちらを購入する、ということもありそうです。