DSLite の公式ページが開設、カラーバリエーションも - Nintendo iNSIDE

昨日、FCC用の画像が公開されたばかりのニンテンドーDS Lite。その、GBAがはみ出る仕様に様々なところで物議を醸し出し、自分の日記でも、イラスト化してどの程度はみ出るか検証したところ、多くの注目を集めました。そのDSLiteの公式紹介ページが、公開されました。
ニンテンドーDS Lite ハードウェア情報
昨日の流出に近い画像公開は、正直あまりほめられたものでは無かったですが、「こうなったら一刻も早く公式発表を」とコメントしていたらすぐに即日発表しているところは、危機管理が良くできているな、と思いました。(もっとも、最初から2/10に公開するつもりだったのがたまたまそういうタイミングになっただけ、という可能性はありますけど。)
この公式発表について、各種マスコミが情報を公開してます。

任天堂、「ニンテンドーDS Lite」の仕様を公開。3色が同時発売。タッチペンの大型化など仕様の変更も - GAME Watch
ITmedia +D Games:「ニンテンドーDS Lite」カラーバリエーションが決定
ニンテンドーDS Lite、クリスタルホワイト/アイスブルー/エナメルネイビーの3色に:Slash Games (オンラインゲーム総合サイト) 2006/02/10
[eg]「ニンテンドー DS」の上位モデル「ニンテンドー DS Lite」のカラーバリエーション発表!
全貌公開! ニンテンドーDS Liteを徹底解剖! / ファミ通.com

外観などは昨日の画像ですでに明らかになっていましたが、注目の新情報としては同発の3色の詳細。注目のその3色は、クリスタルホワイト、アイスブルー、エナメルネイビーとなりました。ホワイトは既に公開されていましたが、アイスブルーは淡い水色、エナメルネイビーは光沢感のあるネイビーという所でしょうか。自分は、白・黒・ドンキーコングカラーと予想していましたが、見事にはずした感じです(苦笑)。
実際の各色のイメージは、Touch-DSの方で動画が公開されています。
NINTENDO DS Lite - Touch-DS.jp - News!
これを見ると、白は男女ともに無難な色で、DSLiteの標準的な色、アイスブルーはどちらかというと女性向きですが男性が持ってもおかしくない感じ、ネイビーはビジネスマンや男性対象、という感じですね。動画内の各色のゲームも、ホワイトがnintendogs、アイスブルーはどうぶつの森、ネイビーは脳トレとなっているところも、その意図があるものと思われます。
自分がこの中で選ぶとしたら、エナメルネイビーですかね。現在、白のDSを持っているので、できれば黒が欲しかったのですが、同発の色として無かったのが残念です。そのうち出るとは思うんですけど、PSPとかぶってしまうのをおそれたのかもしれませんね。テカテカでスタイリッシュ、という路線が似ているので。ちなみに、現在使っている携帯V601Tもネイビーなんですが、当時2chでは「スク水スクール水着)カラー」と呼ばれていました。予想通り、このネイビーも2chではスク水、もしくはブルマカラーと呼ばれているようですw。このネイビーが本当に濃いネイビーであればいいのですけど。


さて、そのほかの情報についてです。まず、GBAがはみ出る問題についてですが、これについてはイメージギャラリーの方で明記されていますね。カバーについても分かりやすく図示されています。
GBAカートリッジ挿入時:ニンテンドーDS Lite イメージギャラリー[6/8]
GBAコネクタカバー:ニンテンドーDS Lite イメージギャラリー[5/8]
結局、1cm程度のはみ出し、で確定でしたね。かっこわるいのは確かなんですが、まあ我慢できる人には出来るレベルかなぁ。これまでに大量にGBAを持っている人、MOTHER3DSLiteでやろうと思っていた人、プレイやんやまわるメイドインマリオなどそもそものカードリッジが若干大きいのを持っている人などは、このイメージを見て我慢できるかどうかを考えてみることをおすすめします。とくにGBAソフトを持っていない人、DSLiteで初めて(もしくはひさしぶりに)ゲームをする人なら、とくに気にする必要もないでしょう。


もう一点、気になる点はACアダプタについてです。先日の外観画像を見て、コネクタ形状がゲームボーイミクロと同じD字型だったので、てっきりにDSLiteも同じ(異なると言う情報も誤報)と思っていたのですが、公式ページでは明確に「ミクロとは異なる」としています。
ニンテンドーDS Lite ハードウェア情報 - セット内容
で、FCCの元のPDF画像をよーく見てみると、確かにこのACアダプタのコネクタ、D字型は同じなのですが、中の接点の形状がかなり異なっています。D字型の中にさらに突起があり、そのなかに2つ接点が存在するというつくりになっているようです。
しかし…、この仕様の違いは正直解せません。ミクロのACアダプタの端子形状は、十分に小さいものでした。DSLiteで薄型にするためにわざわざ内部の接点の形式だけ変える理由が理解できません。GBAGBASP、DSまではACアダプタ形状は互換がありました。このため、DSとGBASPを切り替えて使うときでも、アダプタは共通のものが使えました。せめてDSLiteでもミクロと形状が同じなら、新しく出たもの同士ということで統一感は取れていたと思います。しかし端子が異なることで、GBAミクロとDSLiteを切り替えて使うときには、ACアダプタも切り替える、もしくは両方コンセントにつないでおく必要があります。なんてばかばかしいことでしょう?2chで「予備バッテリを買うために+1500円かかる」という意見があり、何をバカな意見を、と思ってましたが、ミクロと異なることを知って、まじめにそれを意図してやっているんじゃないかと思えてしまいました。ほぼ同じ大きさの端子で、わざわざミクロと仕様を変えてきた詳細な理由を、任天堂に説明して欲しいところです。

あと、タッチストラップが標準でなくなったことも地味に異なっていますね。正直、あれは使いづらかったですからね。設置部分が多くて細かなタッチには向きませんでしたし。マリオ64DSぐらいじゃないでしょうか?これを使えるのは。その点を意識しての対応でしょうね。普通のストラップで十分と。


全体的に見て、DSを正常にブラッシュアップした形で、現行のDSを最初から置き換えてもよかったような作りです。ただ、GBAおまけ扱いが強まった感は否めず、値段も若干上がっていることから、人によっては賛否両論があって当然の仕様でしょう。とりあえず需要>>供給の状態ですし、DSLiteが売れることは間違いないでしょうが、この賛否両論の意見について、任天堂がどのように説明をしてもらえるか注目です。大手ゲーム関連マスコミの方は、ぜひDSLite制作秘話インタビューなどでこれらの点を明らかにして欲しいものです。