ニンテンドーDS 入荷予定について

新型のニンテンドーDS Liteの発売が3/2に予定されているニンテンドーDS。従来のDSは、1月下旬には潤沢に出荷するようなお詫びを一度出しながらも、実際には2月に入っても品切れは解消されず、そのお詫びの文章すら公式のHPから取り除かれてしまいました。結果的に、嘘をついているような状態で、あまり好ましい状態とは言えません。

そんなDSですが、複数のショップ系ブログでは、今週、来週の2週間、DSの出荷がないという噂が報告されています。

ファミコンプラザゲーム最新情報:ニンテンドーDS 今後の入荷予定
ゲームショップ店長のたまり場:〜2006年1月〜第4週の新品売上げランキング〜
大変です|ゲームの裏話

この噂が本当だとすると、この状況で2週間出荷無し、というのはちょっとしゃれにならないですよね。せっかくヤフオクの高騰が収まりかけていたのに、またそれが復活してしまいそう。また、さすがに年末年始で脳トレCMによって欲しいと思ってDSを探していた客も、2ヶ月も買えないとなれば、買う気が失せてくる人も増えてくるのではないでしょうか?とくに、1月末以降は出荷も増える、とアナウンスしていたのですから、なおさらです。


この噂では、出荷のない原因は中国の旧正月にあわせ、「不良品が多くて出荷が止まっている」という話題まで出ています。少し眉唾な情報な気はしますが、従来のDSの工場をDS Lite生産に以降、従来DSは品切れ状態を受けて急遽別の生産工場と契約して新規にライン立ち上げて生産、ということが起きているのだとすると、理解できなくもありません。新規のラインを急いで立ち上げたため、品質が十分に保証できなかった、ということでしょうか。

この噂が嘘にしろ本当にしろ、2月に入っても潤沢にDSを出荷できないのであれば、いったん1月末以降出荷を増やすと言った以上、なんらかのアナウンス、コメントがほしいところです。DS Liteを潤沢に出荷するためには、2月は従来のDSの生産よりDSLiteの生産を優先する、という理屈があるのは分かりますが、それもDSLiteを3月に発売すると決めた任天堂側の都合であり、消費者にとっては知ったことではありません。任天堂ファンのように、誰もが任天堂の立場を尊重し、温かい目で見守ってくれるとは限らないのです。消費者の立場で物事を考えられなければ、PSPの「それが仕様だ」などと同様、消費者に悪い印象を与えかねません。任天堂は、顧客を大事にする企業姿勢が評価されているだけに、品切れ騒動の失点をうまく対策する必要があるのではないでしょうか。