センター試験:リスニング機器不具合…多くの課題残す - センター試験:リスニング機器不具合…多くの課題残す−教育:MSN毎日インタラクティブ

この週末、関東では今季初の大雪の中、センター試験が行われました。自分の時も雪が降っており、このときは手袋なくすわ、実際に滑って転ぶわであまり良い印象はないですねぇ。結果的に志望大学に入れたから良かったですけど、どちらかというと失敗した印象はあります。
さて、そんなセンター試験、今年から英語でリスニングテストが行われたようですが、予想されたとおりというか何か、リスニング用のICプレーヤに故障などがあり、再試験などの対応がとられたようです。センター試験は一生左右するものですから、この手の故障は本当に困りますよね。再試験といっても、パニックになって不利という解釈もあれば、二回も試験することができて有利、という場合もありそうで差がありそうですし。
このICプレーヤ、公式にはメーカーは発表されてませんが、ソニー製だと言われています。
FujiSankei Business i. 総合/センター試験に55万人 初の英語リスニング(2006/1/22)
河合塾の模試は松下製で、こちらは3年で30億円、リユースするとのこと。センター試験は50万人、使い捨てのようですから、ソニーにとってはかなりの収益でしょうね。
ただ、50万もあれば、どうしても故障が出るのは避けられないでしょう。しかし、試験の性質から、1つでも故障があれば人生が狂わされる人間が出るわけです。案の定、今回の件でいろいろアンチソニーの人が2chなどでソニー叩きをしていますし、そうした風評的な意味では不利な製品ではありますね。
しかし、センター試験側も試験前は「故障の心配はゼロ」とコメントしたと思えば、「親に安心させるためにゼロとコメントしていた」などとコメントするなど、お粗末な感じです。実際にゼロになる確率はまずないですから、そんな絶対後で困るコメントしなくてもいいのに、とは思います。また、ソニー側も全数検査しても故障が残っている、というのは余りほめられたものではないのも確かですね。みんな「だってソニー製だし」と当然のごとくうけとられているのもなんですが。
このリスニングは来年以降も継続されるようです。さらに万全の対策をとり、故障時の対応も徹底して、問題の少ない試験にして欲しいものですね。大勢の人の人生を左右するものなのですから。