05年ゲーム市場:DS一人勝ち 次世代機競争で業界再編へ−ゲーム:MSN毎日インタラクティブ

毎日新聞で、今年一年のゲーム業界総括が書かれています。こちらは、通常の提灯記事でなく、冷静な分析の模様。文責である河村成浩は普通のゲームライターみたいですし。
MSN-Mainichi INTERACTIVE ゲーム[ゲーム紹介]
ちなみに余談ですが、Xbox360HD DVDが、という話の記者、谷口崇子はソニー提灯記事で有名な人で、一説ではフロムソフトウェアの人の奥さんらしいとのこと。
蜜柑箱: HD−DVD搭載のXBOX360の真相
本当だったら、旦那の話した社外秘、NDAな内容をおおっぴらに記事にしちゃっているわけで、おもいっきりNDA違反で商法違反なんじゃないですかねぇ。まあ、真相はよく分からないですけど。今回の記事は、同じ毎日ですがまともな記事でいいのですが。


さて、今回の記事の内容としては、冷静に一年の分析をしています。DSの好調さ、PS2の不振といった大きなところから始まり、ゲーム会社の再編、最後はゲームプラットホームの多様化でしめられています。各々の情報も、ソースを提示していろいろな角度からまとめているので、参考になる記事ですね。
PSPについてはCESAの調査結果を取り出し、5割以上がPSPをゲーム機以外に使っているという結果も。DSにくらべて、PSPの普及台数は2倍程度の差なのに、販売ソフト数ははDSの860万本に対し、PSPは370万本と2倍以上の差がついていることの裏付けになる感じですね。まあ、TVで長州小力に「PSPで遠征先でもAV鑑賞」とかネタやられちゃってもますからねw。電車などでもエミュやっている光景をたまにみかけますし、ロケーションフリーもかなりニッチではありますが、通勤時間が長い人とか出張が多い人にはピンポイントで優れたソリューションでもありますし。2万円という安さを考えれば有意義でしょうね。
ただ、PSPのこの2万円という価格は、あくまでゲーム機だから出来ることなんですよねぇ。ソフトが売れて勝てるならいざ知らず、いきなりこんな底値、たぶん現在の生産能力だと赤の可能性がある値段で売れ続けても大して良くないんですけどね。UMDなどのために、ソニーとしても引くに引けない状態だとは思いますが、泥沼化してますよね。

DSについても、最後の記事で述べられているように、携帯電話や無料ネットゲームなど、ライバルは多数です。今年はあまりに好調すぎましたから、来年はどうなりますやら。まだポケモンという最強キラーを隠している強みは存分にありますけどね。