ゲーム屋店員の戯言:PS2ゲーム ソウルキャリバー3 セーブデータの不具合について

ポケダン青と同様、他のゲームのセーブデータを消すという危険のあるPS2ソウルキャリバー3。その対応が公開されましたが、任天堂とは正反対の対応となりました。
「ソウルキャリバーIII」に関するお知らせ
ユーザから報告されていた症状は、特定の操作で他のゲームのセーブ毎不具合を来す、というものでした。ところが、ナムコの公式見解では、ソウルキャリバー以外のセーブデータには不具合を来さないとのこと。ユーザの検証とはずいぶんと異なっています。また、任天堂が他のゲームのセーブデータが消えるからとリコール対応を取ったのに対して、ナムコは交換も何も対応しない模様。ただ告知だけする模様です。
結局、この検証結果の相違と対応のために、ユーザは「ソウルキャリバー3専用のメモリカードが必要になる」というひどい状態に。いくらなんでもそりゃないでしょう、ということで、タイトル記事の裕さんのページでもユーザの恨み節であふれかえっています。

今回の対応、まるでソニーのようですね…。なんでこう、信用を得るために金を使うことが出来ないのでしょう?それは、リコール対応は金がかかるでしょうし、「任天堂はキャッシュ持っているからできるんだ」という声もあるでしょう。ただ、経営状態が悪いからと言って、自分が出した不具合のためにユーザに不都合を生じさせていいものでしょうか?これではまるで、今話題の耐震建築偽装で「経営状態が危ないから買い取れない」とか抜かしているヒューザーと大差ありません。いくら経営状態が違ったとしても、こうした消費者に対して取る態度は違っていていいはずがありません。むしろ、経営の厳しいところほど、信用を失えばなお一層経営は厳しくなるのですから、むしろそちらの方が積極的にユーザーサポートに取り組まないといけないのでは無いでしょうか?

最近、日本のゲーム業界は不況、不況と言われています。そして、ソニーナムコと心ない対応。ゲームが売れない→お金がない→サポート悪→ユーザ離れる→ゲームが売れない→(繰り返し)。どうみても悪循環きわまりないです。本当に(ry。
任天堂がすべてすごいと言うことでは無く、普通の対応しているだけとも思えるのですが、他の会社も、せめてもうちょっと先を見据えた対応を取って欲しいものです。特に、ソニーナムコという大手が率先して。