ゲーム屋店員の戯言:「Wi-Fi USBコネクタ」は任天堂HPのネット販売

前から噂があったとおり、ニンテンドーWi-Fiコネクション用USBコネクタは最初はネット販売のみの模様です。任天堂も判断が難しかったと思いますが、結局安全策で来た模様です。
正直、USBコネクタを用意したからと言って、仮定でWi-Fiコネクションをやる上でのハードルは結構高いと思います。まずOSがWindowsXPのみと言うのが痛い。たとえXPの機能を使っているとは言っても、PC持っている消費者は自分のPCのOSのバージョンなんてあまり詳しくありません。未だに98やMeの載った5年ぐらい前のPC使っている人もいるでしょう。割合で見れば確かにWindowsXPが多いとは思いますが、この状態でUSBアダプタを市販するのは、まず混乱は避けられないでしょう。
また、WindowsXPでも必ずカンタンに接続できるとも限りません。PCは、いろいろな周辺機器をつないだり、ソフトを入れていたりすると、このあたりの環境設定が複雑になってくることがしばしばあります。USBにつなぐものでも、PCに直接つなぐとOKだけど、USBハブ経由だとうまく動かないとか、前つないでいたポートと違うポートに差したら動かなくなったとか、ちょくちょく経験することです。ということで、WindowsXPだとしても、ある程度トラブルが発生するのは避けられないと思います。
さらに、無線というところがまた難しくしています。無線LANはある意味概念が結構特殊で、トラブった場合にはそれなりに知識が必要になります。ゲームしかやっていない子供では、太刀打ちできないでしょう。

以上のことから、まず任天堂は、どの程度ユーザが混乱し、任天堂がサポートできるのかを試すために、ネット専売にしたのでしょう。ちょうど、プレイやんと一緒ですね。通販であれば、顧客を管理できるため、サポートに対して責任を持つことができます。市販してしまうと、苦情は販売店とかに行ってしまい、任天堂ではケアできなくなってしまいますからね。
とはいえ、通常の無線ルータなどでもWi-Fiコネクションはプレイできるわけで、このあたりでも混乱は生じるでしょう。ただ、無線LANを既に導入している人であれば、それなりに最初に知識を持ったはずなので、それほど問題では無いと思います。問題は、Wi-Fiコネクションやりたくて、新たに無線ルータ入れる子供とかゲーマーでしょうか。


任天堂としても、これだけ大々的にWi-Fiコネクションを打ち出している以上、USBコネクタの市販は避けられないところだと思います。もしくは、レボリューションを早く出すか。初期の混乱をいかに納め、どれだけ早く一般のよくわからないユーザにまでWi-Fiを広げられるのか、任天堂の手腕が問われるところですね。