Solid Inspiration Blog: SONYはConnect Playerを出せない?

もろにiTunesのパクリだと言われていたSONYConnect Player。すでに海外でも噂になっているらしいです。ただ、向こうは仕事が速く、特許侵害についてまでふれているようです。どうやら、米国特許6731312にiTunesのインタフェースに関する特許があり、それを侵害している模様。
自分も上記ページに貼られているトップの記事を見てみましたが、とりあえず見えるのはAbstractだけですが、どうやら以下のような内容みたいです。

1つ目のペインで、ユーザの選択可能なインデクスを表示
2つ目のペインで、1つ目のペインで選択した情報を表示
3つ目のペインで、2つ目のペインで選択した情報を表示

要するに、3つのペインで順番に情報を選んで表示、といったことに関する特許のようです。実際に特許として有効なのは請求項だけですので、それは実際に読んでみないと分かりません。参考文献にWindowsMediaPlayerとかWinAmpなども載っていますので、実際の請求項ではiTunesに固有の条件が付加されているのだとは思います。ただ、現在のConnect Playerのインタフェースを見る限り、相当にiTunesに似ていますから、何らかの抵触の可能性はあるのではないでしょうか?


とはいえ、まだ発売前。本当に問題があるのだったら作り直せばいいわけです。そういう意味ではまだ幸いでしたね。Appleも、実は特許侵害分かっていて、今回のファンの糾弾を「よけいなことを」とか思っていたりするかも。

それでも、もしこれでソニーが「実は特許侵害でした、テヘッ。」とかいってConnect Playerのデザイン変更とかしたら、もう笑いのネタ以上の何でもないでしょうがね。どっちにしろ、ウォークマンAは発売時はiPod nanoに対抗して、相当安い販売価格にせざるを得ないんでしょうし。PSPといい、高いコストかけて作った商品を、業界トップの安売り攻勢にしかけられて安く売らざるを得ないのでは、ソニーの浮上は厳しいでしょうね。しかも、nanoもDSも、ちゃんとコスト削減努力をしてあの価格を実現しているのだから。