Xbox 360発売まであと数カ月、その事業戦略を聞く - 大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」

Xbox360の丸山氏のインタビューが載っています。Xboxのときは「PS2?捨てちゃってよ」とか挑発的なコメントしまくって大ゴケした経緯があるからか、今回の人は至極おとなしいコメントですねぇ。
コメントしては、基本的に「ソフトの充実」に終始してますね。Xboxの失敗も、ソフト不足、筐体の無骨さなど、至極当たり前なことを反省しているようです。ソフトのチェックとしては、バグチェックなどもはいっているらしいけど、これはMSがやるのだろうか?それともチェック表渡して、バグチェックをうながしているだけなのかな?最近はバグバグなソフトが多いし、Xbox360は結局HDD標準搭載じゃなくしちゃったから、バグチェックは重要でしょうね。
あと、「ハイデフエンターテイメント」というコメントにはかなり厳しいつっこみ食らってますねぇ。まあ、そりゃそうでしょう。HDTVとかHD DVDでHDという言葉は比較的露出度が高いですけど、それが「High Diffinition」の略と知っている人も少ないでしょうし。それをさらに省略表示してハイデフですから、訳分かりません。素直に「HDエンターテイメント」でよかったのに。ちなみに「ハイビジョンだとNHKになっちゃう」というコメントはちょっと笑えたw。
WindowsMCEとの連携も弱気で、現状がよく見えている感じ。というか全体的に楽観要素がないですねぇ。たしかに間違っちゃいないんだろうけど、こうした姿勢が、あのHDDとコンポーネント端子を標準からはずすという自爆行為を生んじゃったんでしょうね。

やはり、MSはちょっと堅実に勝負しようとしすぎです。SCEみたいに、勝っているのに無駄に冒険して苦しくなるのもなんですが、せめて敗者は敗者らしく、攻めに出る要素がないと。この分だと、「Xboxよりは多少まし」程度になっちゃう気がするんですが。そもそも、マイクロソフト、というだけで日本じゃ印象悪いんですし。