プレスリリース - 各種ビデオ信号をアナログRGB信号に変換するRGBコンバータ新発売! LDC-RGB2 - ロジテック

コンポーネント信号をディスプレイで表示できるよう色空間変換を行うトランスコーダ。その新機種が発表されました。トランスコーダについては、以下のリンクを参照。
[ Transcoders Info in 2ch ]
もう2年近く前になるでしょうか、LDC-RGB1の後継として発表されていたLDC-RGB2。それが、ようやく発売されることとなりました。LDC-RGB1は画質では高評価受けながらも、S端子やコンポジットの480iを表示することができないことがマイナス評価となっていました。RGB2は、480iのアプコン表示も対応ということで注目されていましたが、途中で発売延期、その後中途半端に液晶対応を歌い出して、トランスコーダじゃなくなったのでは、と危惧もされていました。
そして今回、いよいよ製品化。心配されていたトランスコード機能はきちんと搭載。液晶対応はSXGAまでと、かなりもったいない仕様ですが、UXGAとか対応しているスケーラはあまり記憶にないですからね。
注目の機能は、コンポーネントx3、Sx1、COMPx1の5系統。RGB1が2系統でしたからパワーアップしてますね。さらに音声入力も同時に備えており、完全にセレクタ代わりにも使えます。しかし、ここまで機能をつけたのならば、リモコンもつけて欲しいところでしたね。

さて、問題はその値段です。それがなんと…「5万円」!
いやー、いくら何でも高すぎるでしょう。たしかに、アプコンが通常1万、トランスコーダが2万程度ですし、AVセレクタ機能もついているので値段が高くなるのは分かります。大量生産もできないでしょうし。しかし、この価格では、数少ない購入者ですら購入をためらってしまう価格でしょう。自分は正直、2万後半を予想していましたから。
このトランスコーダ、正直CRTでないと真価を発揮できません。現在はCRTなどほとんどなく、既に持っているユーザが残るのみ。しかも、1920x1080の表示に耐えうる、通常19インチ以上のCRTを持っている人でないといけません。こうしたユーザは、ハイエンド嗜好と言うよりは、「安くて、なおかつ高画質」を求めている層では無いでしょうか?現在の液晶テレビでは、ハイビジョン対応と言ってもせいぜい解像度は1280x780程度。しかも20万以上とかしますから。CRT+トランスコーダなら、それより高画質なものを5万程度でそろえることができたから魅力的なのです。
まだ、この製品の評価が出てきていないのでなんとも言えませんが、とりあえず、値段改定がされるまではちょっと買えないですね。これに5万出すなら、XSELECT-D4程度でもいいや、と思ってしまいます。
とりあえず、2chの有志が既にオンラインショップで購入しているようですので、そのレビューを注目したいと思います。