asahi.com: 愛知万博、総入場者数750万人達成 目標上回るペース - 社会

開幕当初はいろいろ叩かれていた愛知万博ですが、GWあたりから盛況になり、いつのまにやら目標を上回るペースになったようです。
そういう自分も、昨日の日曜日に愛知万博に行ってきました。15万弱という入場者だけあって、すごい人でしたねぇ。朝はJR東海の万博往復キップを使っていったのですが、まずリニモですごい人でした。入場にもセキュリティチェックに時間かかるし、午前中は日立パビリオンとか300分待ちとかありました。事前予約していなかったのですが、実際週末では企業パビリオンは1つぐらいしか見えなそうですね。
自分は、入場が9時半ぐらい、そこから三井東芝館に直行して当日予約しました。並ぶときは予約のためだけに2時間と言われたけれど、並んでいる最中にしきりと、「当日予約と事前予約がバッティングすると予約できない。」というアナウンスを出しており、それで結構減ったおかげで1時間かからず予約できた。へたに事前予約すると当日予約ができなくなるので、午前中とかに事前予約できないのならば、よほど見たいもの以外は予約しない方がいいかも。
以下、実際に見たパビリオンについての感想です。

長久手日本館

午前中に並び、待ち時間140分でしたが、実際は100分ぐらい。こまめに前進していた分、それほど長い感じはしなかった。で、中のアトラクション。最初のゾーン1は複数のスクリーンに、複数のプロジェクターで映像を映すのだが、まあそんなものか、というところ。そのあと、動く歩道では各年代の町並みと代表的な家電、製品が。最後の方は、ファミコンやGB、そして最後はPSでFF7が出てたりした。その後、目玉の地球の部屋の前には3Dディスプレイ。裸眼でのディスプレイだが、これもまあ、CEATECなどで見ているので目新しさなし。で、いよいよ地球の部屋。これは確かにおもしろかった。360度全体に映像が流されていて、空を飛んだり、海に潜ったり。映像だけで、完全に平衡感覚が来るってくる感じがおもしろい。USHのバックトゥザフューチャーと似たような感覚だ。で、最後に広い森のようなゾーンがあるのだが、これは非常に微妙だった。特に目を引く要素はなし。
全体としての感想は、地球の部屋以外はたいしたことなし、という感じか。しかし、地球の部屋自体は、一見の価値あり。

○グローバルハウス ブルー

午前、三井東芝館を予約した後、整理券をもらったのがここ。オレンジとブルーがあるのだが、整理券もらうときには選択できない。このため、狙った方を見るのはかなりむずかしい、運だのみとなる。最終的にマンモスゾーンが共通なため、スムーズに安定して人を流すためにはいいシステムなのかも知れませんが、参加者としてはちょっと理不尽に感じるだろうな。
で、自分はブルーを視聴。これは、大画面レーザープロジェクタの映像をたのしめるということ。というか、実質ソニーパビリオンだったw。HDプロジェクタを横に3つならべた映像は圧巻。上空からの映像やCG映像など、超ワイド画面を楽しませるコンテンツが満載だった。
…とはいえ、このころには自分はかなり疲れていたため、実は少々居眠り気味でしたw。いや、つまらないわけではなかったんですけどねぇ。
で、最後にマンモス。これは本当にあっという間ですね。マンモスもそれほど大きくないし。毛とかが残っていたのがリアルでしたけど。
全体の感想としては、うーんこれもまあこんなものか、という感じ。やはり、展示会や日頃からニュースサイトで慣れている自分としては、技術的にすごいことを見せられてもなかなか感動できないらしいw。

トヨタ館 ギャラリー

トヨタ館は、ダイジェスト映像と展示物がちょこっと見えるギャラリーだけ。で、ダイジェスト映像をみたのだけど、非常に微妙だ。完全にショー形式なのね。自分はあんまりこういうのは好きでないので、見なくて正解だったかも。

○三井東芝

当日予約して望んだ三井東芝館。複数グループに分かれており、自分のところは人数が若干足りずに一人複数役を演じる可能。ということで、自分はちゃっかり、二回顔をスキャンしてもらった。ちなみに、スキャンにつかわれていたデジカメはなぜかXactiだったw。
で、実際にこのキャプチャされた顔で登場キャラになるのだが、自分の役はどちらもガーディアンと呼ばれる役。しかも、リーダーとその隊員という感じ。自分と同じ顔の人物が同時に登場し、しかも話し合っているのを見ると、非常に奇妙な感覚で笑えた。他にも、男性がなぜか女言葉でしゃべってたりして、節々に変な感じが。それがおもしろかった。盲目の方がいたのだけど、その人の場合目が開けられず、なぜか眉毛が目と認識されていて、眉毛がまばたきしていたりしたしw。
で、ストーリーだが、それなりによくできていた。時間が短いため、ストーリー説明が長いが、SFとしては普通に楽しめた。最後、2段階でしかけがあり、ネタバレになるので書かないけれど、それがおもしろかった。
また、終わったあと、下では実際にイベントに使われた複数のPCや3D裸眼液晶も展示。グッズ販売もされていた。
全体の感想としては、非常に楽しめた。自分の顔でかっこよく演じているところは、今までにない感覚で、こそばゆいような、はずかしいような、それでいてうれしいような。さすがに日立館と並んで人気があるだけあるなあという感じでした。

○グローバルコモン

パビリオンの合間は、グローバルコモンをいろいろ視聴。こちらは、多くの国のパビリオンが会場に散ってあるのだが、どれも待ち時間は少ないので、まったりと楽しめる。こうした各国のパビリオンを次々見ていると、何か短期間にいろいろな国に旅行しているような感覚になり、お得な感じで楽しい。なにか、こちらこそ本当の万博の楽しみ方なんじゃないかと思えた。こっちの方が外国人もおおいし。時間がなくて、各館を駆け足でしかまわれなかったのが少し残念。

○その他

会場には一周する大きな道があり、自力で歩くのはかなり大変。で、会場内には自転車タクシーやトラムという乗り物もあるのだが、これらも有料な割に遅い。しかも回る方向が一方向で、自分が行こうとする方向と逆だったりしたので、どうしようもないし。せめて逆方向があればなぁ。
ドリンクや食事は、比較的容易。とくに、ペットボトルはかなり改善されたらしく、会場内に自販が複数。出張販売所もあってドリンクの補給は苦労しなかった(ぬるかったりするけどw)。日曜は熱かったので、ソフトクリームやかき氷は大盛況だった。

○まとめ

いろいろつっこんでますが、なんだかんだ言って楽しかったです。とにかく広い会場に大勢の人がいて、お祭りムードなのが盛り上がるし。
個人的には、もっとグローバルコモンを回っておけばよかったかな、と思いました。複数回行くつもりならパビリオンは一つぐらいにして、各グローバルコモンをじっくり回った方が、並ぶ負担も少ないし、万博も堪能できるのではないかと思いました。この先コム一方などで、なかなか機会はないですけど、できればもう一回行きたいと思わされる万博でした。