ITmediaニュース:「過失はない」「地震のようなもの」――カカクコム、侵入手口明らかにせず

先日、ハッキングされてウィルスをばらまいていたカカクコム。ようやくHPが再開された模様。そして、今回の件について会見を行っています。
しかし、「内容は言えない」、「アドレス漏れたことへの補償はしない」と、なかなかぶっちゃけてます。また、ITmediaの記事でもタイトルにされている、以下の発言。

 穐田社長は今回の件を「言い方は悪いかも知れないが、地震にあったようなもの」と例える。「地震に本当に危機意識を持っているのは、被害にあった人だろう」(穐田社長)

うーん、要するに、「アドレス漏れた人は、自分で対策を取っている人だろう。地震対策みたいに。」といったこと?そうだとすると、完全に投げっぱなし状態ですね。意味がよく分かりませんが、珍発言であることは確かなようです。

実際にハッキングがあったときの対応、今回の会見を受けても、基本的にカカクコムの顧客はあくまで「店舗」であって、価格比較に訪れているユーザではない、という感じですね。ハッキング当日に、HPを閉鎖することなくハッキング状況を分析し、結果として確信犯的にウィルスをばらまいたり、被害に遭った人にも補償しなかったり。たしかに、先日のウィルスバスターの件と違ってカカクコム側の過失はあまり無いですけれど、こうした発言、対応を取ってしまっては、消費者軽視の企業姿勢を露呈してしまっているように思います。悪くなくても、最低限の誠意を見せるべきなんじゃないでしょうかね?
製品を買うときの価格比較、または商品の口コミ情報調査などにたまに利用するサイトですが、こうしたことがあるとちょっと考えさせられちゃいますねぇ。