任天堂、岩田社長よりWiFiを利用した無線通信サービスに関するコメントを独占掲載!!

前々からインターネット対応が公表されていたニンテンドーDSが、GAMEWatchにてその内容が一部公開されました。
(なぜ、このタイミングで、GAMEWatchだけに、社長自らのコメントなのか、その点は正直不明ですが。ネットでの影響力は、ファミ通よりあるという、岩田社長の判断なのかもしれません。ファミ通立場無し。)
社長のコメントは長々と書かれていますが、そこはGAMEWatch、最初に端的に箇条書きにしてあります。

+ インターネットを利用したDS同士の接続が可能になる
+ DSがシームレスで利用できる無線アクセスポイントの設置
+ ユーザーが用意したAP(アクセスポイント)を利用することもできる
+ WiFiサービス対応自社ソフトの月額課金はなし

やろうとしていること自体に技術的な新規性はあまり無いようにも思いますが、そのサービス精神旺盛なところは魅力的ですね。特に、既存のWiFiアクセスポイントを介してのネットプレイについて、ちゃんと保証してくれたところがありがたい。しかも、ネットプレイにかかる課金がないというのもすばらしい。自分はすでにNECの無線ルータを持っているので、これをそのまま使ってネット対戦とかができそう。いいですねぇ。また、体験版ダウンロードも、自宅でできるようになればその便利性が非常に高まります。今では、限られた店頭まで行ってダウンロードしなければならないし、電源を切ってしまえば使えなくなる、となかなかその便利さを生かせていませんでした。自宅で用意した無線LANでプレイできれば、大夫勝手が違いますよね。
あと、「当社が推奨するルーターが導入されている場合には、特に設定も簡単になります」というコメントも、ちょっと意味深です。単に、ワイプアウトのようにAOSSやらくらく無線などに対応するだけ、という可能性もありますが、もう一つの可能性としては、レボリューション。この任天堂の次世代据え置き機自体がAPとなるという可能性です。すでにWiFi対応がアナウンスされてますから、かなり確率は高いでしょう。おそらく、レボリューションとニンテンドーDSの間は、ほとんど設定がいらないような設計がされているのでしょう。そうなると、より一層手軽なネット対戦が可能になるわけで、夢が広がります。
正直、自分は据え置きゲームにあまり魅力を感じておらず、中でもレボリューションは、「据え置きが異質なのはだめじゃないかな」という印象があったので、ニンテンドーDSほど思い入れは無いのですが、これからの情報次第ではその見方が変わってくるかもしれません。
一方、このインターネットサービス、現状のニンテンドーDSではどうやって対応するのでしょうか?現状の設定メニューでは特にネットの設定が無いことから、DSのソフト、もしくはGBAスロットを使った対応になるかと思います。ただ、それだとこれから発売するゲームでしか対応できませんし、なによりピクトチャットという強力なネットツールが使えません。かといって、ファームアップなんていうマニアックなことを、任天堂がするわけないですし。このあたりの対応次第では魅力が減ってしまうので、うまい解決策を提示して欲しい物です。