nintendogsのゲーム感覚

紅桜日記 - みどりの日のところで、「これってゲームなんだなーと思わされた」という出来事が書かれています。逆説的にゲームとは感じないゲームと書いてらっしゃいますが、やはり自分がプレイしているとどうしてもゲームとしてしか見えないですね。プレイの仕方も、どうしてもパラメータとかを気にしてしまうし、散歩も単にアイテム集めのためにやっている感覚です。そのため、散歩では常に走らせていますし、おしっことかは単にうっとうしい要素のように感じます。
すでに、まとめページなどにはかなり詳しい情報がかかれているようですが、正直そうしたものを見るとより一層ゲームゲームしてしまうように思います。できる限りみない方がいいでしょう。

このnintendogsは、基本的に「いかに浸ることができるか」というところが鍵のゲームでしょう。子犬の飼い主になりきる、いわゆる本当の意味でのRPG(Roll Playing Game)なのだと思います。アイテムが何種類あるだの、アクションはいくつあるだの、そういった要素を突き詰めて考えると楽しめないのではないでしょうか。

逆に言うと、自分のようなゲーマー的な視点では、正直事前に指摘されていたように飽きるのは早いと思います。すでにアイテムなどはだぶりがおおくなってきていますし。犬のたわむれる動きも、見ていればパターンがあることはすぐ分かりますし、飽きてはきます。(もともと、このあたりの「やり込み要素」は、意図的に宮本さんが「こだわりすぎないように」という指示を入れていたようですけど。)

現在、売り上げは好調ではありますが、この先もそれが継続するのかは正直読めません。さわるメイドインワリオと同様、初めてふれた人が等しく楽しめるソフトとして、ニンテンドーDSを買う人が最初に選ぶソフト、として売れ続けるとは思うのですが、中古などにながれないか、少し不安です。宮本茂さんは、「たとえ飽きたとしても、飼い犬に思い入れが残ることで、売りたくなくなれば」と言ったことを述べていましたが、はたしてそううまくいきますか。

今回は、とりあえず初動が好調でみなさんが楽観しているようなので、あえてネガティブな意見も述べておきました。現時点では、自分はまだ楽しめています。ただし、アイテムが集まったとき、どうなるかが不明。元々プログラムなどをしている分、AIBOなどにも全く萌えることができなかった口ではありますし。

とはいえ、今回購入している層は、女性が多いと言うことなので、こうしたゲーム的な視点にきづかない可能性はあります。それができれば平和なんですけどね。日記を見ていると、いろいろ自分なりの飼い方を考えてゲームされている方も多いみたいですし、ある意味このnintendogsは、与えられた「やり込み要素」を黙々とやりこむことに慣れたゲーマーに、既存の枠にはまらないプレイの仕方をリハビリさせるゲームだったりするのかもしれませんね。