ソニー、7行表示ディスプレイ搭載の新HDDウォークマン

ソニーHDDウォークマンの新型が発表。今回はソニー固有のばかげた制限も少なく、よくできた製品のようです。HDD内蔵でバッテリー交換可能なのは初めてではないでしょうか?40時間持つというのもいいですね。
もっとも、この40時間というのがATRAC3 plus 48kbpsのとき、というばかばかしいカタログスペックなのがなんだかなぁ、という感じです。デザインも、正直あんまりソニーらしさはないかな。無難な感じ。ソニーはこの製品に対してイメージ戦略を仕掛ける模様。
ネットワークウォークマンがソニービルを埋め尽くす
ウォークマンというキーワードを前面に出して、ブランドイメージの復活を目指すようです。たしかに、ウォークマンといえば携帯音楽プレーヤーとして使われてきました。こうした戦略をとりたくなるのも分かりますね。ただ、これだけ出遅れた状態から、「ウォークマン」という言葉ですべてを覆せるのか、というと疑問が残りますね。正直、自分なんかだと「ウォークマン=MD、CDプレーヤ」という印象を受けてしまいます。ネットワークウォークマンも、何がネットワークなんだか訳分かりません。ようするに、ウォークマンという言葉に、何か古めかしい物をかんじてしまうんですよね。
今回のこの製品でも、サーチ機能などは便利そうですが、悪評高いSonicStage、特徴のないデザインと、死角もあるようです。現在、HDDオーディオの代名詞といえば「iPod」です。いまさらウォークマンという使い古された言葉で世界を覆すことができるでしょうか。