アナザーコード 1周目クリア

メテオス体験版をダウンロード以降、なかなかプレイできずにいたアナザーコード。5章に入ったあたりで止まっていましたが、今日ようやく1周目をクリアしました。
以下1周目までの感想。ネタバレ有り。
結局、1周目をクリアした感想としては、「あっけない」と言う感じ。謎解きも、無理があるものをのぞいた、というだけあって、逆に簡単になりすぎた嫌いがある。まだエドワード家の謎がしっかり解けていないので、謎解きは残っていると思うので、そちらに期待したいところだが…。正直、マーダークラブとか、そういった物を作った鈴木さんということで、もっとトリッキーなものも期待していたが、それはかなわなかったようだ。どうせだったら、没にしたという半分ぐらいのトリックも、ハードモードとかで残しておいてもらえたらよかったように思う。
あと、ストーリーもちょっとシンプル過ぎか。せめて館ものなんだから、もう少しサスペンス要素があったらよかったのではないか?どうもプレイ中まったりとしてしまい、ドキドキ感がない。結局、殺人事件も起こらず、事件性がないのだ。そのくせ屋敷の奥にはいるのにやたら謎解きがあるわりに、DASカードにメッセージが残っていたりして、まるでパパがアシュレイに意地悪しているかのよう。ちょっとこのあたりには不自然さを感じた。
ラストのシーンも、真犯人の判明が意外性がない。そのやられかたも不自然だ。なぜわざわざ崖のふちに立っていたのか。その落ちた原因についてはおそらく、2周目であきらかになるのだろうが。
苦言が多いのは期待していたから。でも、演出の仕方や操作性などはなかなかいいし、謎解きもそれぞれしっかりできている。ファミ通レビューほど最高傑作というほどではないが、とにかくニンテンドーDS初のアドベンチャーとしてはよくできた良作だと感じる。2周目クリアしてこの感想がさらに上回ることを祈る。

追記
任天堂のHPの開発者インタビュー見ると、上記のような、殺伐としていないミステリー、というのは意図的なものらしい。たしかに、殺人が起きすぎても、やっていてぎすぎすするからね。あと、ダヴィンチで載った記事を見ると、こういった展開なのが逆にいい、というコメントも。
あと、有栖川有栖のヒントも見てしまった。これは失敗だったかも。どうやら、まだ解けずに残っていた謎に関するものだったらしい。そして、そのヒントを聞いて、なんとなく謎が想像できてしまった。もしかしたら最大の謎解きだったかも知れないのに。しくじったなぁ。