携帯動画変換君がSD-Video形式に対応

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PSPや3GP携帯向けの無料動画作成ツールとして有名な「携帯動画作成君」。
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このソフトは、世の中にある様々なフリーのコーデックのフロントエンドで、通常Pro版でないと扱えないQuickTimeの圧縮機能を利用可能にしたり、フリーエンコーダの寄せ集めとして有名なffmpegを、コマンドラインから入力することなく利用可能にしたりしています。
今回、このffmpegを使って、SD-Video形式であるMPEG-4+G.726へ対応されました。設定ファイルを見る限り、ffmpegの機能をそのまま使っているようですね。ffmpegのページの履歴でも、ver0.49からG.726が追加されているので、これによって対応できたのでしょう（もしかしたら、ffmpeg自体をいじっているのかも知れませんが。オープンソースですし）。SD-Videoはフリーで使える変換ソフトが無いことが欠点の一つだったので、今回の対応はうれしいですね。
デフォルトで用意されている設定では、QVGA、QCIFがありますが、プレイやんに付属するMediaStageに存在する、プレイやん向け解像度（240x176）が存在しません。ですので、ちょこちょこっとコマンドラインを修正して用意してみました。
下記の文章をコピーし、\3GP_converter\default_setting\Transcoding_SD-VIDEO.iniを開いて、最後のところにペーストして保存、Setup.exeでSD-Video形式の設定を選んで起動すればプレイやん向け解像度を選択することができます。

[Item8]
Title=プレイやん標準画質(352kbps/30fps)モノラル
TitleE=Playan Normal quality 30fps Mono
Command0=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -i "<%InputFile%>" -title "<%Title%>" -
timestamp "<%TimeStamp%>" -bitexact -strict 3 -vcodec mpeg4 -vtag MP4S -s 240x176 
-r 29.97 -b 352 -acodec g726 -ac 1 -ar 8000 -ab 32 -f asf "<%OutputFile%>.ASF""

[Item9]
Title=プレイやん高画質(480kbps/30fps)モノラル
TitleE=Playan High quality 30fps Mono
Command0=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -i "<%InputFile%>" -title "<%Title%>" -
timestamp "<%TimeStamp%>" -bitexact -strict 3 -vcodec mpeg4 -vtag MP4S -s 240x176 
-r 29.97 -b 480 -acodec g726 -ac 1 -ar 8000 -ab 32 -f asf "<%OutputFile%>.ASF""

[Item10]
Title=プレイやん高圧縮(224kbps/15fps)モノラル
TitleE=Playan High Compression 15fps Mono
Command0=""<%AppPath%>\cores\ffmpeg" -y -i "<%InputFile%>" -title "<%Title%>" -
timestamp "<%TimeStamp%>" -bitexact -strict 3 -vcodec mpeg4 -vtag MP4S -s 240x176 
-r 14.985 -b 224 -acodec g726 -ac 1 -ar 8000 -ab 32 -f asf "<%OutputFile%>.ASF""

自分自身、まだプレイやんを入手していないので確認できないのですが、とりあえずPCで再生した限りでは、たまに不自然なブロックが見られる物の、一応再生はできました。
先日の不具合以来、3/5まで出荷が停止している状態ですが、よろしければお試しください。

P.S.
プレイやん、まとめサイトで、同様の設定が既に公開されていましたね。違うところはフレームレートの指定があちらは30になっているところでしょうか。通常、ビデオは30fpsと言っても実際には29.97のことが多いんですけどね（録画したMPEG-2とかは基本的に29．97）。実機が無いのでよく分かりませんが。16:9用の設定があるのもおもしろいですね。