Release!! - 『ハウルの動く城』を考える

morningsoulさんのところで、自分の感想を取り上げていただいた記事を見て。戦争が終わった理由に関する考察がおもしろかったです。

 サリマンはハウルに自分のところに戻ってきてほしいがために戦争を起こした。サリマンがなぜハウルに溺愛してるかはサリマンの家来達がみなハウルそっくりだったことを考えればなんとなくわかります。で、そのハウルが最後、ソフィのおかげで自分を取り戻し、ソフィとくっついてしまった。これでサリマンはハウルのことを諦めざるを得なくなり、ハウルが帰ってこないとなれば戦争をしても意味がない(勝てない?)、ということで戦争をやめたわけです。あと敵の王子の呪いも解けちゃいましたしね。たぶんあの呪いはサリマンが戦争を起こすためにかけたものなんではないかなーとか思います。

なるほど、サリマンの部下がハウルばっかりだったのはそういった理由ですか。とすると、やっぱりあの部下はサリマンが人工的に魔法で作ったものなのかな?
もう一つ、morningsoulさんの記事でリンクされている、『ハウルの動く城』を観てきました。の感想もおもしろいですね。説明不足であることが、逆に視聴者の想像をかき立てている、と言う点が。特に、最後の「子供に対して不親切」という評価に対する反論は、非常に共感できました。たしかに、子供は深いテーマ性とかつじつまあわないとか気にしないでしょうし。
最近、NHK教育で再放送している未来少年コナンも見始めましたが、やはり単純におもしろいです。<2004年度ダメ映画を決める「文春きいちご賞」>ハウルが選ばれたりしていましたが、morningsoulさんや、その他にも、単純にハウルが楽しいとほめている方々もいます。ラピュタ、コナン好きな自分としては、こうした宮崎駿アニメの率直な楽しさをもっと楽しんでほしいな、と思います。「高尚な作品だ」と、かしこまって宮崎アニメを見るのは、なんか違うと思ってますんで。