PSPの販売台数について

昨日の日記で、忍之閻魔帳:週間売り上げ(1月24日〜1月30日)を引用して記事を書いたのだが、2chPSPがこの地獄から生還出来るよう真剣に考える★30で、以下のような指摘が。

PSP:71,000台(69.9万台)
NDS:42,000台(154.7万台)

今週の売り上げ台数がこれ。

…いやいやいや。ちょっと待て。

PSPソフトが41000+ランク外の何本かしか売れてないのに、
この売り上げ台数はどう考えてもおかしいだろ。

たしかに、これは不思議な現象です。ワリオとマリオが常に安定した販売数を誇っており、GBAソフトも使えるニンテンドーDSでは、こうしたソフトと本体の販売数の比較はあんまり興味なかったですが、PSPは完全新規のソフトだけに、本体販売数がソフトを上回るのは不思議です。動画やMP3再生ができると言っても、明らかにそれはマニアックな使い方なわけですし。
とはいえ、これについては、それ以降の議論で、「三国無双、ピポサルP、そのほかで3万本は行く」という指摘があり、一応数値のマジックはクリアされています。(それでも、せいぜい9万本ぐらいな気もしますが…)
通常であれば、こうしたハードの販売数を疑ってかかることはありません。特に忍さんのところの販売台数速報は、メディアクリエイトファミ通と比較しても似たような数字となることが多いので。ただ、なぜ今回これが注目されてしまっているのか、というと、やはり先日の切込隊長ネットラジオでの発言「全数リコールなら24万台」があるからでしょう。
まあ、いくら何でも24万台しか売れていない、ということは無いと思いますので、切込隊長の何らかの計算ミスか、60万台×不良4割=24万台とかいう計算なのかな、という気がしないわけではないですが、PSPの販売台数について疑問が投げかけられたのは事実です。
そして、今日また別の疑惑を増すようなコメントが出されています。それも任天堂から。
ITmedia Games:ニンテンドーDSや今後ってどうなんですか?
ここのところマスコミへの話題提供が下方修正しかなく、久しぶりの任天堂からのコメント。内容としては下方修正の良いわけとNintendogsの機能の話がちょろっと出ている程度ですが、冒頭でいきなり脈絡無く出てきている下記の言葉が気になります。

豊田 ご説明する前に、任天堂の発表する数字は、あくまでも外部に販売した数字であって、船の中や販売子会社の倉庫にあるものは含まれていないということをご理解下さい。

なぜ、冒頭でこの話を?と疑問に思っています。そして、先日の切込隊長の件があるように、どうしてもこの発言がPSPを意識してされたもののように思えてならないのです。
特に、「船の中」というコメントが気になりました。この言葉から推測されるのは、「海外での発売用に、日本からPSPを船で送っている」と言うことです。つまり、海外での発売まで、海外の倉庫に眠っているPSPがあるはずだ、ということです。
もしこの数字が、今回のPSPの7万台という数字に入っているとしたら、誇大発表ですよね。まあ、現在毎週10万台出荷、と言っていたので、10−7=3万台が海外輸出分ならば問題は無いのでしょうけど。

以上、いろいろな噂、発言があるため、どうしてもうがった見方をしてしまいますね。正直、こんなことよりもNDSの息切れ・失速状態の方が深刻なんですがw。キャッチ!タッチ!ヨッシー!で果たして本体販売は増えたのか、来週の販売台数を待ちましょう。(たぶん、マリオ&ワリオ買った人が二本目として買ったケースが多いだろうから、傾向は変わらないのだろうけど。)