Apple - QuickTime - Macworld San Francisco 2005 Expo Keynote

Appleのページで、先日のジョブズCEOの基調講演が公開されています。iPod発表の時の会場の盛り上がりなどがそのまま伝わってきて非常におもしろいです。1:21あたりがMac mini、そして、1:34あたりに"One more thing..."と来てがiPod shuffleの発表です。この"One more thing"は毎年恒例らしく、ジョブズが口にする前から会場から予想されて歓声が起きていました。そして、従来商品を非難するときに、"No Click Wheel"というのでまた歓声。ただし、液晶が小さく、クリックホイールが無いのが問題と言っておいて、さらにどちらもないiPod shuffleが出たのだから、そのときの観客の反応はちょっとさめたもののように感じました。shuffleというコンセプトも、いきなり出てきてもよく分からなかった感じがします。ただ、その後USB端子がついているということが示されたとき、iPod shuffleの実物をジョブズが取り出したときにまた大歓声がおきました。そして、何より歓声が大きかったのは$99という価格の紹介の時。そしてそれに続いて"Today"と来るのだから、それはインパクトあります。やはり、iPod shuffleの最大の特徴はその値段なのでしょう。割り切った上でiPodというブランド性は残しながら安価に提供する。見事な戦略です。
こうしたプレゼンを見ると、やっぱり、ジョブズはカリスマですな。自分でリモコンを持ちながら、後ろを見ることなくよどみなくプレゼンをする。日本の経営者の発表とは大違いです。こうした点からも、アップルの宗教的な魅力がうまれるのでしょうな。(もっとも、アップルの狂信者は大嫌いですけどねーw。リナックスもしかり。)