ITmediaニュース:Amazon.co.jp、PSP予約受け付けを断念

PSPの予約をAmazonが受け付けないとのこと。本当に品薄みたいですねぇ。なんか、税抜き19800円といい、年内発売といい、無理矢理ニンテンドーDSと対抗しているつけが出てきてしまっている感じです。
はたして、発売日に単体のPSPを買える人はどの程度いるのでしょう?ただでさえ、バリューパックの方が割合が圧倒的に多いというのに。発売日に朝から並んで、結局単体は売り切れで買えるのはバリューパックのみ、となったときに、はたして単体がほしくて並んだその人はこころから満足できるのでしょうか?
品薄感をあおる、というのは非常に有効な戦略だとは思いますが、ものには程度というものがあります。今回は特に対抗馬としてNDSがあり、DSのほうは生産体制を強化して品切れを防ごうと行動しています。この状態で、実際に品切れをおこしてしまっては、本当にPSPを買おうと思っていた人でもその熱意が失われ、「まあ、いいや」となって買う気が失せてしまうのではないでしょうか?PSPがないからDS、という流れはあまり無いとは思いますけど、両方買わない、ということは十分にあると思います。
去年のPSXの発売直前のスペックダウンといい、ソニーのトップの現場を無視した戦略は、正直一会社員として頭に来ますね。いくら夢をぶちあげても、実現不可能な夢はたんなる嘘です。社員は全力でがんばっても、最初から無茶な計画のために社員までが嘘つきにされてしまうのです。そして、会社ごと、社員ごと信用が失われてしまうのです。ソニーの上層役員の方々、いい加減目を覚ましてくださいな。